ヤマミミズは、ゲーリーとしてはありそうでなかった、何の変哲もないノンテーパー形状のストレートワーム。
ゲーリー素材のスワンプ系ってイメージで、ヤマストレートとかヤマスワンプでも良かった気もするなーと思いながらいじってたんです。
そしたら通りかかった妻に「なにそのミミズみたいなやつキモチワルーイ」って言われて、
やっぱりミミズなんだなと思いました。(笑)
まあま、ヤマミミズはヤマミミズでわかりやすさも感じます。
ゲーリー素材でミミズって言われたら釣れっちゃうのは間違いないでしょ?
ヤマミミズの重さとスペック

3.5″YAMAMIMIZU (3.5″ヤマミミズ)
全長 : 3.5インチ
自重 : 1.6g
カラー:12 colors
1パック:8本入り
マテリアル:ハーフソルティ
JB TOP50において前人未踏の3度の年間優勝を始め、JBスーパーバスクラシック、バサーオールスタークラシック優勝など、活躍がとまらない小森嗣彦プロのプロデュースです。
メーカー製品ページはこちら

全長 約9cm。
他のゲーリー製品と比べるとこんな感じ。
カットテール4インチにわずかに及ばないくらいの全長。
ボリューム感は全然ちがって、スワンプミニと比べた方がサイズ感わかりやすいかもしれません。
せっかく“フックをかけた位置に加えたアクションが頭とテールまでロールしながらしっかり伝わる”ことを利用したストローシェイクを究極のクワセアクションとして売りにしていたので、個人的にはロールを見せやすいツートンカラー系の色で使ってみたいと思ってました。
そしたら割りと単色多めだったんですね…。
そして、よくあるいかにもミミズっていうカラーはありません。
実際自分なんか雑なほうなので、ストローシェイクなんて繊細なことはできる気がしませんが…。(笑
なので、スカッパノン/SM BLU 390N/390を買ってみました。

素材は全色ハーフソルティ。
ハーフソルティは、ソルティとノンソルティを半分ずつ組み合わせたマテリアル。
通常の素材より沈下速度は遅くなるので、底での倒れ込みやフォールで見せる時間は稼げそうです。
フックサイズ
小森プロのスタンダードセッティングは
スーペリオのMⅡフック#8
カバーネコには同CNフック#2又は#1
チューブは3mmサイズ
残念ながら私普段スーペリオは使ってないのですが、リューギのフォグショットだと#5、オフセットならTNSの#4、#3、#2で合わせてこんな感じです。
個人的にはあまりフックを小さくしすぎたくないので、このくらいかなーと思ってます。

スナッグレスセッティングならNSSフック最小の#2サイズで合わせてこんな雰囲気になります。

ネコリグにするならネイルシンカーは0.9g(1/32oz)程から合わせて調整していくとよさそう。

3mmのチューブは、デコイのボディリングSサイズ(シリコンリング)がちょうど内径3mmでピッタリでした。
また、4mmサイズ(ダイワのバザーズワームチューブ4mm)でも使えなくはなさそう。
テールの先が少しなだらかなので、このサイズのチューブでもテールからだと入れやすかったです。
ヤマミミズのインプレ

ミミズを仄めかした商品名はあったけれど、堂々とミミズと名乗ったストレートワームがあっただろうか…卑劣というイメージが付きまとったとしても釣果の前には無視できない言葉です。
初めて目にしたときの印象は…あれ?スワンプミニ?
そう思うくらいシンプルなスワンプ系ストレート形状なんですね。
ゲーリー素材をもって超生命体マテリアルとは言っても、このサイズのストレートワームで他所の同系統のワームとどれだけ「差」がでるのか興味深いところではあります。

かなり柔らかめかと思ってたんですが、そこはハーフソルティ。スワンプミニより若干ハリがある印象です。

シンプルなストレート形状なのでいろんな使い方ができそうですね。
ネコリグをはじめ、ダウンショットワッキー、ノーシンカー、ジグヘッドなどクワセのフィネス、ライトリグで活躍しそうです。
タックルセッティングは基本的にスピニングタックルで扱うサイズ感。一般的に軽量級のフィネス、ライトリグに使用するタックルで扱いやすいと思います。

元気な小バス釣り的な状況で使ってみてみました。
1.5m程度のショアラインの杭まわり。ダウンショットワッキーで。
シビアな状況でもなんでもないんでアレですが…ふつうに使って、ふつうによく釣れます。(笑)

個人的には5インチクラスがあったらいいなと思いますが、今後サイズ展開もあるんでしょうか。
解説動画
小森プロ自身による解説動画を紹介しておきます。
おわりに

小森プロのプロデュースだけあってクリア~ステイン系のリザーバーでは武器になりそうです。
マッディー系だとこのサイズなので、個人的にはサイトやスポットが絞れているときじゃないとなかなか多用できなさそう。
絞れていればクワセの最後の一手になりうるサイズ感です。
気になるのはやっぱり同系統のワームとどれだけの差がつくのか…。
ちょっとの差が大きいっていう人もいるので、コダワリが大きな一匹につながることもあるかもしれません。
逆に拘りがなければスワンプミニの方が入数も多くリーズナブルでお得。
■その他ゲーリー製品についての記事■
小森プロ曰く、水中でネコリグがクネクネ進むんではなくて、一点で立ったまま全身をロールさせるように回すアクションを出すシェイクを、ストローをまわす様子に似ていることからストローシェイクと呼んでいる。究極のクワセアクションの1つでヤマミミズによりこれがやりやすくなったとのこと。