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O.S.P「パワーダンク57SP」使用インプレッション。

今やジャークベイト・シャッド・メタルバイブは寒い時期の定番。

中でもやはり誰もが使いやすいのか、二言目にはシャッドを挙げるアングラーも多いですよね。

それほど晩秋~初春の時期には定番になってくるシャッドジャンル。

シャッドが活躍する時期に、ここ何年も外せないルアーになっているのがO.S.Pのパワーダンクです。

スペック

Length: 57.0mm
Weight: 7.9g
Type: Suspend
Hook Size: #8X
Color: 36

発売年月 2002年12月

ospの2大シャッドプラグ、ハイカットとダンク。

ダンクは急潜行型のボトムクロール系シャッドです。

パワーダンクはダンクのベイトタックル向けモデルです。フローティングモデルも有ります。

パワーダンク57SP ピンクワカサギ 製品画像
パワーダンク57SP ピンクワカサギ

ボディから直線的に伸びたリップと前傾のスイム姿勢が、潜行深度と根掛かり回避に貢献しています。

ハイピッチなタイトウォブルに少しロールが入ったシャッドらしいアクションです。

急潜行型のわりに引き感は軽く、弱めのクランク強めのシャッドっていう中間ポジション。

パワーダンク57SPのインプレ

秋以降、シャッド~弱めのクランクは実績も多く、1、2本はタックルを用意しておきたくなります。

ただ、この時期の霞は風との戦いになることも多く、また、いろんな魚がかかってくるのでベイトタックルでやりきりたい場面も多くあります。

そんな中、パワーダンクはベイトで投げ切れるシャッドベイトとして、要的存在になっています。

使用感

パワーダンク57SP釣果画像

急潜行型のボトムクロール系シャッドとして、ミドルレンジを中心に巻いていく時に使いやすい。

現在は秋冬のルアーローテーションの中心にいて、とりあえずこれ結んどけば間違いないかっていう立ち位置ですね。

この時期に回るような場所はたいてい対応できてしまう便利さもあります。

パワーダンク57SP使用イメージ

プロダクティブゾーンも広く、1.5~2.5mくらいのリップラップやハードボトム、ブレイクエッジ周りでのボトムクロールでの使用や、石積み周りで急潜行させたいときが主な出番になります。

8~12lbラインで普通にキャスティングによるボトムトレースで使い切れるのは、このくらいのレンジが気持ちよくできる範囲と感じます。

説明書きには0.5~4.2m程の幅広いレンジに対応と謳ってあります…が、あんまり浅いところ、0.5mとかはさすがに使いにくさがありますね。

綺麗なハードボトムだったら分からなくもないけど、ドシャローのゴロタ場とかはどうしても潜ろうとする力が嵌まり込みを招いてしまいます。

潜行深度のわりに引き感は軽く、それでいて巻き感も手元にしっかり伝わってくるので、途方に暮れたときでもやりきれるっていうのも大きいですね。

そんな使い勝手の良さもありますが、寒い時期に結果として釣れてるっていう実績が信頼に繋がっています。

使い方

使い方はスローからミディアムスピードのステディーリトリーブがほとんどです。

ボトムをとったら基本ゆっくりただ巻き。

だいたいは低弾性カーボン系の巻物ロッドLC-63RかロードランナーHB600Lで、ラインは8lb又は10lbで使用しています。

O.S.Pのルアーはキャスタビリティーの良いものが多いと感じていますが、パワーダンクもそう。

風の中での投げやすさと飛距離は安定した釣りを続けさせてくれます。

お気に入りカラー

発売から20年近くなる中で廃盤カラーがあったり、新色が出たりを繰り返して今は36色。(フローティングモデルは24色)

詳しくは公式の製品ページ

これだけあればどんな状況や好みにも合わせられますね。

左からピンクワカサギ・アイスシャッド・ダズラーチャート

個人的には数が釣れているのはアイスシャッド、サイズがでるのはピンクワカサギ

冬季以外の透明度の落ちる時期に好きなのはダズラーチャートです。

たまたまかもしれないけど、いまのところ色々投げてきたきた結果こういう結果に。

経験上ピンク系って極端な状況でドカンと出るんですよね。

フック交換

メーカー純正は8番の太軸。

フックポイントの鈍り以外にも、回収機を使って曲がったり、謎の怪魚のスレ掛かりで延ばされたり…なにかと必要になってくるフック交換。

フックアイは横向き。

もちろんボディ中央からフックポイントまでの幅など、フッキング性能を考えれば横アイでセンターバランスの取れるフックで交換するのが一番です。

でも、ないんですよ今の市場にはホントに。

近所だと店頭で見かけるのはガマカツのトレブル21くらい。

これはこれでいいんですけど、やっぱりラウンドベンドでいきたいときってあるじゃないですか。

もうちょっと横アイの選択肢ふえてほしいなーって思います。

せめて純正フックをそれなりに手に入るようにしてもらいたい…。

最大の欠点はトゥルーチューンの難しさ

パワーダンク57SPリップの画像

トゥルーチューンはシビアです。

これはもうギリギリでバランスをとっているんだと思うのでしょうがない部分とも思います。

早巻きは元々想定してないと思いますが、ミディアムスピードでもけっこう繊細な調整がいります。

根掛かりを強くハズした後は必ずですが、小まめにチェックしたほうがいいですね。

あとたまに、着水後にうまくウエイトがスイミングポジションに落ちないと、巻きはじめに水面を引きずるようになり、動き出しが悪いときがあります。

おわりに

近頃の霞ではシーバスもw

ベイトタックルで使うシャッドを考えるなら欠かせないアイテムではないでしょうか。

風にも強く、ハードボトムやブレイク系での使い勝手の良さは秀逸です。

強めのシャッド、弱めのクランク的なポジションで幅広く使いやすい。

とにかく使えるレンジが広いので、一つあると非常に便利です。

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