OSPドライブクロー インプレッション 重さ・フックサイズとカラー使い分け

ザリガニがドライブクローなのかドライブクローがザリガニなのか

すっかり定着したクローワームのニュースタンダード。

川村光大郎氏デザインの歴史的傑作ですね。

製品開発コンセプトに「10 years standard」を掲げるospから、2008年のデビュー以来まさしくもう10年以上売られています。

ルアーの好みは人それぞれですが、私は大好きで、在庫補充対象のヘビロテワームです。

OSP ドライブクロー

ドライブクロー各サイズ画像
左から5インチ 4インチ 3インチ 2インチ

今や人気のワームシリーズになったドライブシリーズの1発目として発売されました。

2008年の3インチ発売以降4インチ、2インチ、5インチと発売され、小型の2インチからビッグサイズの5インチまで隙の無いランナップになっています。

「ド級のライブ感」で「ドライブ」

組み込まれた以下の3つの機能により常にバスを誘い続けるアクションが生まれています。

ドライブクロ―の特徴
ドライブクロ―の主な機能

【ハイピッチレッグ】
水を掴んでハイピッチに震える2対4本の脚

【スイングハンズ】
水を掴んで上下に揺れる存在感のある両爪

【フラヒゲ】
入力に対して繊細に反応してバスを誘うヒゲ

フォールでもスイミングでも足が細かく震え両腕がスイングするので、リトリーブでもストライクを生み出し、着水から誘い、回収時まで本当によく動く設計になっています

ドライブクロ―裏面画像
裏面

お腹側にもリブの間に中央線が通っていて、フックセットがしやすくなっています。

また、このリブの深さが地味に効いていて、フックを刺す位置の目印になるのと、指先でワームをしっかり持ちやすくしてくれます。

頭から背中にかけて盛り上がるボディラインの中には、フックポイントを埋め込みやすく考えられた凸凹のリブが通っていて、フッキング性能にも貢献。

機能という面で非常によく考えられた形になっています。

フックサイズと重さ

ドライブクロ―各サイズ比較
各サイズの大きさ比較

5インチ: 約14g : #5/0
4インチ: 約7.8g : #2/0
3インチ: 約4.8g : #1/0
2インチ: 約2.2g : #3、マス針

(重量にはカラーや個体差によるバラつきがあります。)
(フックはモノによってサイズやデザインが変わるので参考に。)

ドライブクロ―各サイズのフックセット画像
フックセット例

HayabusaのTNSオフセットフックを使って、推奨通りに5インチに#5/0、4インチに#2/0、3インチに#1/0、2インチに#3で、セットするとこんな感じになります。

このくらいが一番バランスのとれるサイズ感です。

フックアップ率を上げたいときは1番手大きく、フックの存在感を小さくしたり、よりボディを動かしたいとき、根掛かりを軽減したいときなどは1番手小さくしたりして調整することができます。

使用感とインプレ

・水嚙みがいい
・ザリシルエットかつ爪の存在感
・よく動く

一番つかうのは3インチサイズの3.5~5gのライトテキサスリグです。

足と爪がよく動く分、けっこう水噛みがいいので、引いた時の抵抗感があります。

Zoom社のウルトラバイブスピードクロ―等のバタバタ系ほどではないにしろ、通常のクローワームと比べると引き抵抗はあるほう。それだけ手足が水を噛んでアクションに変換してるってことでしょう。

爪にボリュームと手をひらいたシルエットに存在感があるので、全体が与えるアトラクター効果もあると思っています。

腕のフリはブンブン系で、常にシルエットを強く見せている感覚があります。

ハイシーズンのおかっぱりだと3インチのライトテキサス一本リグれば、オープンウォーターからライトカバーまで撃ち歩けますし、水路を巻いたりできるので非常に重宝します。

【残念なところ】

爪をとられたドライブクロ―の画像
ギルや小バスに襲われるときはサイズアップも一手

アクションを出すためなので仕方ないのですが、腕が薄くなっているので、爪がとられることが多いことだけが残念。ハイシーズンの消耗は激しいです。

また、フックポイントを埋め込む背中のリブの山が壊れやすいので、ヘビーユースには向かないと感じることも。

使い方

もちろんジグヘッドからキャロライナリグまでなんでも使えますが、

2インチはダウンショットやスモラバトレーラーに。

3インチ以上はテキサスやラバージグトレーラーが個人的な用途。

フォール後は倒れこみで良いアクションをしますし、そこでアタルので必ず少しのポーズと待ちを加えたほうがいいです。

その後は私の場合アクション中のポーズよりロッドワークでゆっくり引いてるさなかにアタルことが多い

ゆっくり引いているときなのでつまり、重みのある爪が下がってくれているときだと思うんですね。

なのでシルエットと爪のボリュームで見せて、それから警戒をといたポーズやゆっくりした動きで食わすイメージで釣っています。

ドライブクロ―3in3.5gライトテキサスリグ

終始よく動くので、反応がないときには逆に動かない系のエスケープツインなんかとローテーションすると急にアタり出すこともありますね。

カラー

カラーチョイスは人それぞれですが、個人的には

・グリパンブラックフレーク
・ダークシナモンブルーフレーク
・エビミソブラック

がお気に入り。

左からエビミソブラック、ダークシナモンブルフレーク、グリパンブラックフレーク

ドライブクロ―はカラーラインナップが38色もあって…もちろんどの色も釣れるカラーなんですけどね。

霞まわりで他だとブラックやグリパンチャート、ゴーストシュリンプもファンの多いカラーですね。スカッパノンブルーフレークも。

左からブラック、グリパンチャート、ゴーストシュリンプ

あんまりあれもこれも揃えると荷物や迷いになるので、今はグリパンブラックフレーク・ダークシナモンブルーフレーク・エビミソブラックに絞って、だいたいはこの3色でこなすようにしてますが、まあま霞で釣ってる分には不便しない3色だとは思ってます。

ただもし「一色だけ」って言われたら、エビミソブラックを選びますね。はい。

だいたい霞系というかステイン~マッディ系は濃すぎない濃いめにしておけばよほどハズすこともないんです。

そんな色を中心にラメの光る系と光らない系、あとは弱い色を一色くらいもっておくと、かなりの状況で対応できると思います。

基本的に3インチのエビミソか、ダークシナモンブルーフレークから入って、小バス小ナマズを避けたいときやサイズ狙いのときにグリパンブラックフレーク又は4インチや他のワームにローテーションしていくのが近頃の感じ。

おわりに

今回はドライブクロ―について書いてみました。

数あるクロー系の中でもかなり完成度の高いワームですので、どんな使い方をしても安心して投げていける存在です。

今は高機能なクローワームも色々ありますが、ドライブクロ―は店頭での入手難易度が低いので補充を考えたときにも安心です。

特に甲殻類豊富なマッディーシャロー系レイクとの相性は抜群だと思います。

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