サンカクティーサン。
はじめはちょっと敬遠してました。
いわゆる三股系は、イミテーションイメージがはっきりしないのもあって、よくわからなかったっていうのが理由です。
食わず嫌いでしたね。
使ってみたら意外に使用感良かったです。
可能性しか感じないっていうか、夏のカバー系からボトムの釣りではかなりの武器になりそう。
ノリーズ サンカクティーサン
サンカクティーサンは2017年冬、伊藤巧プロの初プロデュースワームとして発売された、カバーネコ用ワーム。
3.5g以上のヘビーウェイトのネコリグをカバーに引っ掛けて誘うことを目的に開発されました。
この形状からくる複雑なアクションと水押しによる強いアピール力も他にはないもの。
本人をして「カッコわるいでしょー?」と言わせる外見とは裏腹に、バスを釣るための要素が詰まったデザインになっています。
☆普通のオフセットフックで使える
☆細身なのに複雑なアクションと水押しアピール
〇オモネコ前提で開発
伊藤巧プロ曰く、利根川・巧・T字の「Tが3つ」を、ゴロがいいからサンカクティーサン(サンカクに特に意味はない)と呼んでいたとのこと。
サンカクコティーサンについてはこちら
重さ・推奨フックサイズ
手元のモノは5.8~6.2gに納まったのでだいたい6gと思ってよさそう。
伊藤巧氏は基本的にインフィニ#1/0(リューギ)+タングステンネイルシンカー1/8oz(レイン)を推奨しています。
ワイドゲイブでも全然問題ないんですけど、せっかくカバー抜けがいい使用感なんで、カバー抜けを生かすのにナローゲイブフックもアリ。
実際にリューギのダブルエッジ#1/0で使用される場面も多々。
伊藤巧プロはシンカーは頭出しセッティングを推奨しています。これはウエイト位置を低重心化することによってアクションをより強く出すため。
またウエイト変更は、ボトム感度よりもシェイクの強弱を変えたりカバーを抜くための調整がメインとのこと。
個人的にはジャッカルのハンマーネイルシンカーが気に入っています。
差し込みやすいし、ハードな使用でも抜けにくい。
インプレ
最大の特徴はオフセットフックが使えること。
その利点はフッキング性能と高いキャッチ率。
大きなフックが使えるのはカバーゲームでは安心感があります。
オモネコ前提で開発されただけあって、頭の部分が肉盛りされたデザインになっていて、大きめのネイルシンカーを咥え込みやすくなっています。
身がしっかりしてるから、ネイルシンカー刺すのはちょっと大変なんだけど、そのかわり抜けにくい印象。
基本の使い方はカバーに引っ掛けてシェイク。
吊るしのイメージが先行しますが、そもそもネコリグなので、活性が高ければそのまま岸際フォール→着底でもストライクが出ますし、沈みものに掛けてゆすって誘っても、ボトムを探ってもしっかり釣れてくれます。
普通につかって、普通によく釣れます。
なので、シャロー~ミドルレンジ全般活躍します。
3.5gシンカーの場合で総重量約10g程になるので、普通のベイトタックル(63M+12lbのセッティング)でも使い勝手がよくて、使い方の幅はかなり広い。
5gのシンカーにすると2m以深のレンジでもボトム探りがしやすく、かつアタリもとっていけます。
肝心のカバーまわりですが重さがあるので、ブッシュ系はもとよりライトカバーは普通に突き抜けます。(濃厚なマットカバーは厳しい。)
で、なにがいいかって、その後の回収時。ヌケがいい。
頭でちゃえばツルッと。
ただし、この頭を抜くときに、密集した細かい枝系は、T字の付け根がフレキシブルすぎて、フックがクルッとまわってフックポイントが枝を拾う事象が多々。
なので、フックポイントが出にくい歪みなきフックセットが大事。
伊藤巧プロは、スリヌケを重視する場合ゲーリーのグラブガードの使用をススメています。
また、構造上しょうがない問題で…接続部はダメージを負いやすい。
ハードユースは付け根が裂けてきたりとれたりします。
これらを解決するために色々付けてたらなんだかよくわからないティーサンが出来上がってしまいました。(笑)
それでも釣れちゃうのも面白いところですが、見た目が…(笑)
シンプルに使うのが一番ですね。
おわりに
サンカクティーサンは、濁りが入ったりしてアピールパワーが必要な状況で、ヘビー目シャローカバーへ、PEタックルで打ち込む使い方がど真ん中なことに間違いはないと思います。
ただ、ミドルレンジの複雑な沈みものまわりでも十分食わせていけます。
特にオフセットフックの強さと掛かりを生かして誘いたい人にはオススメです。
ボディサイズ: 5″ / 130mm
フックサイズ: #1/0オフセットフック
重量: 約6g
入数: 7pcs.
価格: 700円(メーカー希望本体価格(税抜き)です。)