はい。ダイワのピーナッツが40周年記念っていうことで、 記念モデルが発売されました。
近頃はあまりピーナッツ投げないんですけど…それでも釣具屋でふと目に入った瞬間リアクションバイしちゃいましたね。
これです。

ダイワのピーナッツシリーズの始まりは、アメリカのストライクキング社からダイワが金型を買い上げて、
ピーナッツ→ピーナッツSR
ダンスキング→ピーナッツDR
となったというのは良く聞く歴史。
私がピーナッツを知ることになるのはダイワ製になった後、 今は無きタックルボックス誌で霞で今釣れてるルアーとして紹介されていた、ダイワとしての初代ピーナッツを見てから。
それで欲しくてこのA-1カラーを入手した経緯があるので、思い出深いものがあります。
当時はこのなんともいえないプリントカラーがカッコ良く見えました。
はじめ自分の年齢から逆算して え?もう40年も経つの? って思いました。笑
調べると初代は81年頃から90年頃までずいぶん長いこと 売られていたようですね。
ただそう考えるとピーナッツⅡになってからのほうがもっと長いですね。
スペック


細かいことは表のとおりですが、現行のピーナッツⅡをベースに、というか型は全くおなじだと思います。
素材はボーン素材にして、 カラーを当時のモノにした感じです。
ピーナッツⅡSR、デカピーナッツⅡSR、タイニーピーナッツSR と3種類のSRモデルに40周年記念モデルの設定があります。
今回購入したのは通常のピーナッツⅡSRの40thモデル。
タイニーもデカも当時にはありませんでしたからね、 これが一番心に訴えかけてきます。
記念モデルのスペックは元になっているモデルと変わらないようです。 実際に初代ピーナッツと比べて見ると…
手元にあった初代が実重量で8.5g程度なのですが40thモデルもぴったり8.5gだったときはなんだか感慨深いものがありました。
40年ぶりに作って重さも同じかって。

フックはワイルドピーナッツの時も書いた気もしますが、純正フックの弱さを感じるので、実使用を考えたらちょっとお値段上がってもいいので、サクサストレブルにしておいてくれるとすごく有難いなっていうのが個人的には思います。
そこはお値段優先で拘る人は自分で変えてくださいっていうスタンスなのかもしれませんけど。
カラー

ブルーギルプリントカラー A-1、A-2、A-3の3色を再現とのこと。
うちにあるA-1カラー同士を見比べてみました。


実際に当時のものと比べて見ると細かい部分は違っています。
鱗の線も精巧に細かくしっかりと入っていて、当時モノのような雑味はありません。
このあたりはさすが現代に再現したというところで、色の滲みやタレ、かすみ等なくキレイに仕上がっています。 そのうえで全体的に雰囲気はばっちりでています。
特徴的なのは背中の「Peanut」の文字がなくなっているのと、おなかのオレンジの色味は弱めになっているようです。
40thモデルは現行のピーナッツシリーズと同じようにお腹のところにルアー名がプリントされています。
サウンド・アクション

当時のボーン素材にすることにより硬度が上がりラトル音が高音になるとのこと。
振り比べて見ると、現行品のABS樹脂製のものとコトコト音と比べると若干高音で 響きがよく出ているように感じます。
ただ当時の初代モデルと比べるとなぜかわからないですけど当時モノのほうがより高音でジャラッとした複雑な音味がします。
内臓されているラトルの質は違うかもしれないですね。 もったいないので開いてみる気にはなれませんが…。

またボーン素材により現行のABS樹脂のモデルより高浮力化が計られ、アクションはキビキビするようです。
現行のABS樹脂製のモデルと比べると確かにややキビキビ動いて浮き上がりもモリモリ上がってくる感じ。
ちなみに同じ重量でも初代ピーナッツのほうが、もう僅かに浮力は高かったですね。初代モノはスプリットリングやフックサイズが大きめで付いているのに浮き上がりが早かったので、素体で比べたら確実に当時モノのほうが高浮力だと思います。
同じボーン素材といっても材料や成型過程の違い等で多少違うのかもしれません。
とはいえそもそもが小粒ボディでの話なので、大差ないとも言えますが。
アクションも大きく変わるわけではないので好きキライは人によるところでしょうか。個人的な感覚値では、現行品の身を捩るようなウォブル&ロールアクションが一番好みな気がしました…。
おわりに
ピーナッツファン多しといえどこのカラーを見て懐かしいと思う人がどれだけいるかわからないですけどね…。
長年遊んでる方やベテランバサーの方なんかはみんな持ってたんじゃないですかね。きっと売られ続けた数だけドラマもあったはずですから。当時は黎明期ですから心に沁みる思い出のある方もいると思います。
あーでもそういう人はやっぱり当時モノを手にしたくなるんでしょうね。
まあま、今は手元になくても、ちょっと当時の雰囲気を楽しむのにはいいかもしれないですね。
サイズ:50mm
重量:9.0g
フック:#8 シルバートレブル+#2リング