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メガバス「DOG-X」。水面を滑るスケーティングアクションが動かしてるだけで楽しい。

1991年(平成3年)、メガバス初のトップウォータープラグとして発売された「初代DOG-X」。

鱗ひとつひとつが彫り込まれた造形は当時は斬新でした。

その後発売されたPOPXと共にメガバストップは人気を集め、入手困難な時期も。

発売から20年間製作され、金型が限界に達したという理由で今は生産終了になっています。

現在は中古市場でわりと安く、また量も出回っています。

DOG-Xの背中のネーム

最初期のモデルはシール目でノーネーム、お腹に(S)(W)とだけ書かれているもの。以降は背中のネームに製造年が入っています。

長く作られたなかで様々なカラーが存在します。

DOG-X

DOG-X 側面画像
LENGTH90.0mm
WEIGHT1/4oz

実重量 約8.5g

「シーソーバランサーシステム」
当時一般的だった固定式ワンウエイトもしくはノーウエイトではなくて、2つのウエイトを前後に分けて配置することで機敏な反応を実現したウエイトシステム。

「慣性バランサーシステム」
重心が左右に移動することで頭を振る際にウエイトボールがボディの倒れ込みを補佐し、慣性によってより大きな首振りを発生。

DOG-Xの浮き姿勢の違い

「スケーティング」と「ウォーキング」の2タイプ。

浮き姿勢が異なることでアクション特性が変わります。

「スケーティングモデル」は斜め浮きでスライド幅の広いスケーティングアクションを得意とし、

「ウォーキングモデル」はほぼ垂直浮きでクイックなドッグウォークを得意とする設計。

インプレ

朝イチの静かな水面があったら、ペンシルベイトで引き波を起こしていくのも最高に良い雰囲気ですよね。

ワンアクションごとに確実に響くラトル音はマッディー系でも十分なアピール力があります。

夏の小バスが元気な状況で使うとチュボッっと持ってってくれました。

どちらのモデルにしろ、ラインはPEが絶対的におすすめです。

より大きくターンするわりにラインのフック絡みはほとんどなく扱いやすい印象。

スケーティングとウォーキングの両モデルを使い比べると、ウエイトバランスと浮き姿勢の違いで、同じボディでもこんなに使用感違うんだなって勉強になります。

スケーティングモデル

上からDOG-X、コンバットペンシル、サミー

スケーティングモデルは汎用性の高い斜め浮き。

ヌルヌルと水面を滑るような気持ちのいいスケーティングアクションを簡単に出せて、泡を立てながら大きく左右にスライドしてくれます。

個人的には、スケーティングモデルが使ってて楽しくなっちゃいますね。

コンバットペンシルやザラ系を思い出します。

結局、細かいドックウォークも大きなスライディングアクションも安定してやりやすいのはスケーティングモデルだと思います。

ウォーキングモデル

ウォーキングモデルは細かくクイックにハイテンポなドッグウォークと、縦浮きならではの一点ピョコピョコアクション。

レッドペッパーやサミー系が近いイメージですね。

正直ウォーキングモデルは上級者向けな気がします。

イレギュラーアクションとかパニックアクションと言えば聞こえは良いですが、ウォーキングモデルは意図するままに動かすっていう意味では難しさを感じることも多々。

ちゃんと動かそうとしたら、柔らかいULクラスのいわゆるトップ用ロッドが気持ちよく扱えます。(もちろん技術レベルにもよります。)

硬めのロッドやフロロラインでは扱いが難しいですね。

垂直浮きの特性で、一点でチョコッていう波紋を立てるような使い方には向いてると感じます。

おわりに

私、いわゆるメガオタとかメガバスファンと称するほどの人間ではありません。

特定のメガバスルアーにのみなぜかぐっと心惹かれてしまうタイプです。

その特定のっていうのが、DOG-XとPOPX。

メジャー中のメジャーアイテムがゆえに、にわかとも言えるのですが…思春期にこれらメガバストップに憧れたあるある層なので仕方ないのです。

DOG-Xは国産ルアーの歴史に名をのこすペンシルベイトの名作。

生産は終了してしまいましたが、今となっては中古市場をみれば当時としては考えられない普通の、普通の中古価格で流通しています。

見かけたら是非手に取ってみてください。

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