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ダイワのカバークランク「ふく壱」使用インプレッション。

ふく壱は2021年ダイワから発売されたカバー用クランクベイト。

トマトやナスビ等、目を引く一風変わったカラーデザインとは裏腹に、カバー攻略と、とにかく根掛からない性能に重点をおいて設計されたクランクベイト。

その結果、おかっぱりでも使いやすいクランクベイトになっています。

スペック

ふく壱 ブリームカラー

サイズ:53mm
重 量:14.3g
フック:前後ともサクサストレブル#4

ラトル:ノンラトル
メーカー希望本体価格:1000円

有効レンジ:約1m
※潜行深度は約2mですが、ボトムに当てて使うことを想定しているため、有効レンジ1mとしています。

カラーや特徴など詳しくは公式の製品ページ

インプレ

・重さ


個人的な感覚ですが、カバークランキングはルアーの性能もさることながらキャストアキュラシーとコース取りの技量でやるもの。特にブッシュ・流木なんかのウッド系カバーなんかはそうですね。

着水点とリトリーブコースを抑えとけばたいていのクランクベイトなら抜けてくるので。

逆に回避力抜群なクランクでもブッシュや葦群にガサッといったらどうにもならなくて終了( ノД`)です。

そういう意味ではこのサイズにして約1/2ozの重量設定は十分な投げやすさを確保してると思います。

・リップとアクション

リップがフロントフック、背中がリアフックを上手にカバーしてくれています。

この長めのラウンドリップ形状は、潜らせるためではなくかわすためのリップと言うだけあって、どの角度でモノに当たっても大きくバランスを崩すことが少なく、弾くというよりは上手に身をひるがえしてかわします。

リップ、ラインアイ位置、浮力の全体バランスのおかげか倒木等にぶつけたときにも突っかかり感弱く上手く抜けて、ボトムノック時も刺さったり弾いたりしにくくキレイに底を這ってまっすぐ泳いできます。

アクションは小粒ながらしっかり水を噛んだウォブリングにややロールの入った動きで、丸いボディに加えて太い尻尾の蓄える空気も十分にきいてかなり高浮力。

長く感じるリップとは裏腹に、近距離での使用だと緩やかに潜行して潜行深度は60~80cmくらい。

セッティングによりますが20lbラインだとキャスティングでも1m潜らせるのは苦労するくらいでした。

・フック


前後ともサクサストレブルの4番。

掛かりやすくカバー周りでの強引なやりとりにも安心なサイズです。

フック位置は近い分逆に絡まりにくい設計とありましたが、とはいえときどきフック絡みは起こります。

ただ4番サイズで距離が近いので解きやすくもあります。

・使用感

低弾性カーボンの巻物タックルで楽しんでます。

潜りが緩やかなので流木、岸際のブッシュ回りだと下から浮かせてクワせるイメージで使えました。

むしろボトムに当てないクランキングでこそ使いやすい印象も。

岸際でデジ巻きやトゥイッチすると、水面下で身悶えする感じがいい感じです。追ってきて食わせるよりはスポットで瞬間的に反応させる使い方に向いてる気がします。

よくある緩やかな潜りのシャロークランクだとフロントフックが底のゴミを拾いやすくなるんですが、躱すためというリップがフロントフックをガードしているので、ついでにちょっとボトムを叩くときにも便利でした。

泥底で細かい流木が底に沈んでるような場所でも、フロントフックがごみを拾いにくい。

潜らない性能と浮力があるのってけっこう大事で、霞だとよくある1m以浅の護岸ぎわや、シャローのゴロタ場でも巻き込んでいくのにちょうど良い潜行角度でした。

ゴロタに流木が絡むシャロー

スタックもスッと浮いてハズしてくれます。

1m以浅のハードボトム

引き感はやや重め。しっかり水を噛んでアクションしていて、ブルブルがよく伝わってきます。

引きの重さをどう捉えるかはタックルや人によってですが、線での使用や、ある程度広域に巻き続けることを考えた時にはもう少し引き抵抗が少ない方が楽かなとは感じました。

逆に短いスポットを集中して釣るのには適度な操作感を生む引き感で、その辺は日本のショアライン向けな気がします。

公式動画

ダイワから実釣を交えた使い方動画が公開されています。

根掛かりのしにくさを伝えるために、フィルターユニット(通称巾着袋、玉ねぎ袋)に対してどうしたら引っ掛けられるんだぐらいの内容の部分があります。

これを試してみるのが一番おっかなかったですけどね、やっぱり玉ねぎはね、相手にしちゃダメ絶対。

確かにリップと背中が上手に機能してそれなりに抜けてくるんだけど、引っかかる時は引っかかるから。(笑)

どうしたってキャストにブレはあるし、網目やロープをちょうどよく拾っちゃうときは拾っちゃうので、玉ねぎに対しては手が届く範囲でしか投げないようにしたほうがいいと思います。

干支モデル

21年牛カラー、22年虎カラーと干支カラーが限定で作られています。

干支カラーをやりだしたってことは12年は作り続ける予定だってことでしょう。

長く作られると思ったのが、だったら使ってみようかなって購入のきっかけでもあったので。

そう思ってたら23年兎カラーきました。

おわりに

とにかく浅いレンジで使いやすいふく壱でした。

近頃は2000円近くするクランクベイトも多いですよね。

ふく壱はもちろん十分な実釣性能を備えていて、かつフックもサクサストレブルです。

それでいてピーナッツシリーズに次いで手を出しやすいお値段。

楽しさという点で試してみるのもアリだと思います。

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