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メガバス「POPMAX(ポップマックス)」はオリジナルとは毛色の違ったアピール系でした。

POPXの大ヒット後、2002年にITOエンジニアリングブランドから発売されたのがPOPMAX。

一般的なポッパーというと60~70mmクラスが多かった中、78mmと当時のポッパーとしてはマックスサイズ。

ただ、64mmのPOPXよりも14mm伸びた全長は、長さよりも圧倒的に増大したボリューム感のほうが違いを感じます。

POPXとPOPMAXの比較1
上:POPMAX 下:POPX
POPXとPOPMAXの比較2
上:POPMAX 下:POPX

POPMAXのスペックとインプレ

POPMAX FAバスカラー
POPMAX FAバスカラー

体長:78mm
重さ:1/2oz.
フックサイズ:フロント #4 + リア #4(TEASER HOOK)

希望小売価格 1,950 円 (税別)
■詳しくはメーカー製品ページ


1/2ozの重量は飛距離にも貢献しますが、重量があることによって弱くから強くまで、幅広く多彩なアクションをより使い分けやすくなっています。

M~MHクラスのよりヘビーなタックルでの使用に合います。

全くポッパーらしくなかったPOPXと比べると、ポップ音も出しやすくなって浮き姿勢も水平ぎみに。

POPXとPOPMAXの浮き姿勢比較
POPXとPOPMAXの浮き姿勢比較

POPX同様、ウォーターダクトが適度に水を逃がすことによって生じる、ややマイルドなポップ音。

ドッグウォークさせると操作中のラトル音も良く響いてきます。

ジョパジョパとしたイメージのアピーリーな水面撹拌系。

泡を纏いながら身を捩るようにドッグウォークして、一瞬遅れたラトル音が、遠くからでもよく聞こえてきます。

広く探るとき、フィーディングフィッシュや高活性になっちゃったバスにアピールして使っていくのに丁度良いイメージ。

POPXをそのまま大きくしたのではなく、かなり毛色の違う設計でした。

ある意味ポッパーらしくなったとも感じたPOPMAX。

かなりアクションのアピール度と派手さを感じる仕上がりになっているので、POPXとは逆に、水面が波立ったりうねりが入り出すくらいの岸辺に丁度良いパワー感でもあります。

POPMAX釣果画像
風が吹き込む葦際前のフラットを、広く探って飛び出た一匹。

一方で強いアクションや音を警戒したり、虫系が生きるような状況、弱めが効くようなときには、やはりPOPXのほうが効果的。

虫系っぽくもネチネチとも使えるPOPXとの使い分けは明確です。

水を取り込んで多彩な動きに変換するウォーターチャンバーシステム。

なにげにほんの少し出っ張っててくれてる下唇のお陰で、POPXよりは枝系を弾いて交わしやすいですね。

あと、しょうがないけど塗装の弱さは感じます。

カラーについて

個人的にメガバスポッパーといえばバスカラーです。

今国産でバスカラーが何種類もあるルアーってなかなかないと思うんですよね。

丁度FAバスカラーが出たところだったので使ってみました。FAはFine Art Finishの略です。

上:リアルバス 下:POPMAX FAバスカラー

なかなかのデフォルメを超えたリアリティを見せてくれます。

多彩なカラーを愛でるのもメガバストップの楽しみ方のひとつ。

リアルさと釣果は結びつきませんし、ルアーカラーは個人的な感性と好みです。

あまりリアルっぽすぎると萎えるときもあるんだけど、メガバスのトップに関しては美しさ的雰囲気が勝ってしまいます。

使ってみたい釣ってみたいって思える雰囲気がありますよね。

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おわりに

ビッグベイトの流行りも経た今となっては、このサイズをビッグプラグって捉える感覚もなくなってきましたね。

POPXとは真逆の特性を感じたPOPMAXですが、こちらも長年のメガバスロングセラーの一つ。

両方あると使い分けるのも面白いですね。

アベレージサイズが大きいフィールドや、広くアピーリーに使う場面ではPOPMAXのほうが出番になると思います。

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