TGブローは、エバーグリーン FACTブランドから発売されている焼結タングステンヘッドをもつフットボールジグです。
重量に対して小ぶりなボリュームによる操作感や、スピードを生かしたバイト誘発力もあって、フットボール好きな方々にも人気の逸品。
シャープな操作感で小さく早く扱いやすく、かつボトムを釣るときには浮き上がりにくいフットボールジグです。
TGブロー
道具にこだわる福島健プロのこだわりを形にする、FACTブランドの製品です。
3モデル展開。
詳しくは→公式の製品ページはこちら
特徴
TGブローには、様々なこだわりが凝縮されています。
・焼結タングステンヘッド
・ボリューム軽めのラバー量
・ボトムを這うバランス設計
【焼結タングステンヘッド】
樹脂タングステンより純度の高い焼結タングステンヘッド(比重18)を用いることで、同じ重さでもヘッドを一回り小さくできています。
その固いヘッドはバツグンの感度を出すとともに、ボトムでたてる音も他の素材とは違いが出ます。
【ボリューム軽めのラバー量】
ラバーはファインカットシリコンラバーで、ボリューム軽めになっています。
ヘッドの小ささと軽めのボリュームが合わさって水流抵抗が抑えられ、早いスピードでの操作に向いた設計になっています。
逆に、モファッとしたラバーのボリュームや、抵抗感が欲しいときには合わないかもしれません。これはどちらが良いという訳じゃなく、状況や好みの問題で。
【ボトムを這うバランス設計】
ヘッドに重心が集中していてボトムでフックが立ちやすいのが一般的なフットボールジグ。
対してTGブローは、トレーラーキーパー部分までウエイトが分散されているのと、ラインアイをヘッドギリギリに埋めて力の作用点を下げています。
これによって、操作時にジグを起き上がりにくく、細かく引いたときにもボトムから浮き上がらずにそのまま手前にスライドしやすいバランスになっています。
ボトムを這うように動くものに対して反応がいいときにも有効で、急なブレイクにできるだけ這わせて落としたいときにも使いやすくなります。
インプレ
・コンパクトサイズで食わせやすい
・早いスピードでアクションさせやすい
・操作感の良さ
とにかく釣りきれるサイズ感っていうんでしょうか。
わりと小さめで、ローボリューム。
だってもうコンパクトジグかそれ以下のボリューム感です。
なので操作時の抵抗も小さく、リフトの操作時にもティップがもっていかれにくくて、操作感が良く感じます。
1/2ozモデルが一番使用頻度が高いですね。
●口を使わせるのにスピードによるリアクションが欲しいと感じるとき。
●縦スト周りのスピードフォールで手早く探っていくとき。
●特に2m以深のミドルレンジで、ハードボトムを感じながら釣るとき。
優秀に感じます。
着水後のフォールだけでなく、高低差のあるものに沿って操作するときのフォールでも早さを生かせます。
【トレーラー】
TGブローの俊敏な動きを生かすなら水を掴まないトレーラーの組み合わせが良いと考えてます。
ちなみにEG公式ではベストなトレーラーはスカルピンとされていて、1/4ozにはスカルピン2.8インチ、3/8oz&1/2ozにはスカルピン3.5インチが推奨されています。
スカルピンでなくても小型のクロー・ホグ・シュリンプ系ワームやパドルテールワームなど、抵抗の少ないものなら相性がいいと思います。
個人的には近頃はエスケープジグツインとの組み合わせでバーチカルに使うのがお気に入り。
スピード&スライドフォールでのリアクション狙いな意識で使っています。
ただ、スピードに拘らなくてもふつうに使いやすいフットボールジグなので、通常トレーラーは好みで大丈夫。
釣り吉ホルモンのポークトレーラーならこのサイズ感なので6cmクラスのJr.が合います。
ゲーリーの4インチグラブやダブルテールグラブなんかを合わせて、スイミングを混ぜて釣るのも好きです。
【苦手な部分】
・良くも悪くもラバーは少なめ。ボリュームが欲しいときには物足りなくなります。
・フックのゲイブ幅が小さいので、太身なトレーラーには合わないのと、フッキングも悪くなるので向いてない。
おわりに
私は近距離で、縦スト周りのフォールやミドルレンジをダウンヒルで使うことが多いので、全体的に使いやすいですね。
お値段高めなのは事実ですが、値段なりの使用感の良さは感じています。
■ 7g(1/4oz) 価格750円(税別)
■10g(3/8oz) 価格800円(税別)
■14g(1/2oz) 価格850円(税別)