今年特に酷いと思ったのが釣り場のゴミ問題です。
いつものことでもあるんだけど、霞は全体にオカッパリし易いというのも拍車をかけたと思います。
5月~7月にかけて、現場はもちろんSNS上でもかなり見かけました。
中でも気になったのは手元切りされた長いライン。
これが例年より異常に増えた印象。
こればっかりはガチでマジでやめてほしいですよね。
エレキは釣糸回収機じゃないですよ…。
もう結び目から切れるように、あえて結束強度の低い結びを広めたほうが良いのかと思うほどライン残しは酷かった。
漁師さんの船外機のペラに巻き込んだり、水鳥が絡んで、放置された釣糸のせいだって報道に乗ったりしたらイメージ最悪になりますからね。
ただ、根本的に真面目にそして真剣に釣りしてる多くの方はゴミも捨てなければラインも放置しない。
自分の首を絞めるってよくわかってますからね。
やはり原因の多くはライト層、入門層、レジャー層ということになるわけです。
これについては口惜しいですが常日頃どうすることもできないと思っています。
捨てるなと言わなくても捨てない人は捨てない。捨てるなと言われても捨てる人は捨てる。
実際そんなものです。
釣り場のゴミは2種類に大分できます。
一つは粗大ゴミを含む一般ゴミの不法投棄。
川辺に捨てられる冷蔵庫やソファ、タイヤからコンビニ弁当のゴミまで幅広く。
もう一つは釣り人のポイ捨て。
釣具のパッケージからライン、お弁当類まで。
実は粗大ごみの不法投棄に関しては肌感でかなり減ったと感じています。無くはないですが、ずいぶん見なくなったので。
このあたりは社会の雰囲気もあるのでしょう。
ただ一般ゴミは未だに多いですよね。
注意深く見ている方ならすぐ気付くと思います。
水辺のゴミというのは一般ゴミのほうが多いくらいです。
で、何にしろ自然のフィールドにモノを捨てる人間というのは同種の人間だと思うんですよ。
なので釣り場のゴミ問題も、観光地や登山客のゴミ問題も、キャンプ場のゴミ問題も、タバコのポイ捨ても、うちの畑に空き缶をぶん投げていく学生の問題も、
個々のレジャーで対策するというより、社会全体の平気で捨てる人種率が減らないと根本的に解決しないと思います。
これはつまり、日本人全体のマナー・モラル、環境意識、強いては民度の問題ということになります。
この意識を全体に底上げするには、低年齢児からの道徳教育と、家庭での親の躾に帰するんじゃないでしょうか。
道徳教育にあたっては幼稚園や小学校でもう十分にゴミは捨てちゃダメって教えますので。
なので自分は自分の子供や、子供の友達を遊びに連れていった先々でゴミは捨てないと、当たり前のことだけれど、それをちゃんと教育すること。
それがせいぜいのできることです。
でもみんながそうしていったら少しずつでも良くなると信じたいです。
モラルの無い人達が一定数いるうちは、社会の目は厳しくなっていくだろうし、遊べるフィールドは減り続けると思います。
ライセンス制とか厳罰化とか大きな変化がない限りは悲しいですが事実でしょう。
ネットの普及にともなってマナーの啓蒙啓発活動も多くの方がしてきました。啓蒙活動には意味があります。
たまたま磯釣り師の方と話す機会があって、ネットが一般化した10年でマナー意識が叫ばれ続けて明らかに海辺のゴミは減ったと言っていました。
そして同時にゴミ拾い活動等にももちろん価値があります。
ちなみにここまで書いておいてなんですが私自身は、釣り人のゴミ拾い活動等に積極的に参加することはありません。余程余裕がないと。
実家の畑に捨てられるゴミを拾ったり、地域のゴミ拾いに参加したり、草刈りやら学校行事やら家族サービスもさんざんやってどうにかできた半日程の自由時間は、自分のために釣りします。
なので
ゴミ問題に関する自分ルール
☑️捨てない
☑️無理してまで拾わない
☑️不可抗力(ロストや突風)で失ったらその分だけ拾う
☑️気分が乗ったら余計に拾う
つまり自分が通ったあと最低±0、時として減らす、増やすことは絶対にしない
ゴミ拾いイベント等に進んで参加することはありませんがこんなスタンスでやってます。
でもみんながそういうふうにしたら水辺環境は良くなるんじゃないでしょうか。
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