ケイテック「ネコカマロン」使ってみたのでインプレします。

ネコマカロン・・?ネコカマロン・・?

わからなくなりますよね。笑

ネコカマロンです。

カマロンはスペイン語で小海老の意味

これまでもシュリンプ系ワームをネコリグで使うケースは多々見られましたが、これは最初からネコリグ用途に設計されたシュリンプ型ワーム。

複雑性のあるシルエットと水受けの強さ、ボリューム感でベイトタックルで撃っていく強めのネコリグにアリじゃないかという印象。

平地、マッディーシャロー系のフィールドでは活躍しそうです。

重さ・フックサイズ

サイズ:5.5インチ
重量:7.4g
推奨フック : マスバリ、オフセットフック#1/0~#2/0
定価:640円


カラーや詳細な製品情報は公式製品ページ

ネコカマロンは、2020年ケイテックから発売されたネコリグ特化型エビ系クローラーワーム

重さは、購入したパッケージのものはほとんどが7.5g~7.8gに収まりました。ちなみにお尻一節の重さは約0.7g、二節切って約1.2gです。

フックセッティングは、ネコリグはHAYABUSA NSSフック1/0と、オフセットフックでキロフック1/0でこんな感じ。

ネコカマロンフックセッティング例

NSSのネコセットなら1/0で丁度、2/0でも余裕でいけそう。

キロフックなら1/0使用のときはお尻を一節切ると丁度フックポイントがハチマキにいくくらいですね。

サイズ感

ネコカマロンサイズ比較
上からネコカマロン、カットテール5in、レインズスワンプ、レインズスワンプJr、ドライブクローラー4.5in

5.5インチのボディは、ネコリグでよく使われるストレートワームと比べるとボリュームも存在感もかなりあります。

出典:ケイテック

手が下方向に凹んでいるのが違和感があったのですが、きっとアクションの安定と、または倒れ込むときの方向を前方にコントロールしているのかもしれません。

ネコリグ時にリングをかけるボディ中央部は若干楕円状になっていて、直径は、横10mm縦8mm程度あるので、リングやチューブは、大きめのサイズを使うと良いと思います。

パッケージ

ネコカマロンパッケージ画像

立体的な爪部分の造りが売りのわりにブリスターパックになっていないのが嬉しい。

必要最低限のパッケージングはかさ張らなくて良いですね。そのお陰でお値段も押さえられてるのかもしれません。

実釣とインプレ

個人的に使うなかで、

・2本の腕による複雑な動き
・ボリュームと全身を使った強い水受け
・十分丈夫な素材

ということを感じました。

このサイズと重さを考えると通常のベイトタックルによるオモネコ向きですね。

ワームだけで7g後半のウエイトがあるのでMクラスのベイトタックルに、普通のリールで扱っていけます。

6.3フィートMクラスのロッドに12lbフロロライン、3.1gのダイワのネイルシンカーを入れたトータル約10~11gのネコリグセッティングで遊んできました。

クリスタルシュリンプカラーは、現場で水に入れるとけっこう強さの出る感じ。

重めのネイルシンカーをしっかりホールドするボディの太さがあります。

太くしっかりしたボディは、このサイズのネイルシンカーを入れても不自然さなく使えます。

素材はもっちりという程ではないですが、十分な強度があり、このセッティングで使用中にネイルシンカーが飛んだり、ファイトでボディが切れることはありませんでした。

スーッとひくと手を畳んで合わせてなめかましくブルブルします。

ボディ全体とサイドフラップの効果で引き抵抗はけっこうあって、トゥイッチするとストレートワームと比べても移動距離はかなり少なめ

アクションを加えたときには揺れる手の間で細かく震えているヒゲが何気にいい仕事をしてそう。

どちらにしても善くも悪くもパーツとボリュームがあってフォール速度は押さえられるので、ファストフォールでリアクションを狙う使い方には向かないなと思います。

カバー系も、フレキシブルな腕が逆に絡みを作ってしまって乾枝系やマットカバーには入りにくい。

お尻を一節ずつ切って多少長さを調整することができます。

切ると引き感がほんの僅かにシャープになったくらいで、この重さだとそのくらいじゃ使用感はほとんど変わりません。ボリュームを調整するのに切って使うのもありだと思います。

流入河川で、丁度前日前々日と夕立でけっこうな土濁りが入って流れも出ている状況だったので、

膨張色と言われるホワイト系のカラーと、存在感によるアピールが良いほうに働いてくれたかもしれません。

ストレートワームと比べるとどうしても強いかなと思ってたんですが、デイタイムにヘラ台の足場が崩れて水没したところで2本と、葦ぎわで1本。いい魚を釣れてきてくれました。

沈みヘラ台は崩れた足場に沈殿した漂流物が絡んで複雑な沈みものになっている場所だったので、根掛かりに強いネコリグでかつ濁りの中で存在感強めっていうのが効いたと思います。

今回のように複雑な沈みものだったり、石積みやシンカーがあるとスタックの激しいハードボトムなんかをエビイメージのネコリグでねっとり誘うのに良さそう。

ボリュームや存在感が欲しい状況用にもっておいて良いかなと感じました。

おわりに


エビ食いを釣るのにエビシルエットが必要かというとそれはまた別の話ですが、

少なくともストレートワームにはないボリュームと存在感、複雑さがあるので、手持ちの一つに加えてもいいんじゃないでしょうか。

5.5インチはベイトタックルでのオモネコで扱っていくのに丁度良いです。

リアルシルエットに拘りすぎることなく機能が詰め込まれているので安心して使えます。