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バッテリーテスターTK-100 使用レビュー。

普段使用しているマリンバッテリー「ボイジャーM27MF」の状態をチェックするのにバッテリーテスターを買ってみました。

やはり替え時を判断するのに、事前にそろそろかなって判断基準は欲しかったんですよね。

バッテリーの状態は、端子電圧だけでは全くアテにならず、CCA(Cold Cranking Ampere)値や内部抵抗等幅広く参考にしながら見ていく必要があります。

CCAは、摂氏-18度±1度の低温状態で、30秒後の電圧が7.2V以上を保てる限界の電流値とされ、そのバッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値として用いられます。

安くてほどほどのもので良かったのですが、TK-100はディープサイクルバッテリーにも適応しているようなので選んでみました。

スマートバッテリーテスター TK-100

バッテリーテスターTK-100製品画像

梱包品はこちら。

箱、説明書、本体、収納袋が入ってました。

裏面を見ると、E-FASTのモデル名TK-100と書いてあります。中国製です。

今回はAmazonで、IUIUというブランドで出品されているものを購入しました。

中国製造系アマゾン物販あるあるかもしれませんが、色々なブランド名で同じものが売られています。

中身は同じだと思うのでその時々でお買い求め易いところのを買うのが良いと思います。

使用方法

操作方法は直感的で簡単。

①バッテリーに繋ぎます。
赤を+に、黒を-に接続すると電源が入ります。

②上下キーでバッテリータイプを選択してエンター。
ディープサイクルバッテリーの場合はSTD(スタンダード)で良さそう。

③上下キーで試験規格を選択してエンター。
ここはCCAを選択。

④上下キーでバッテリーのCCA値を選択してエンター。
ボイジャーM27MFの場合はバッテリー上のシールにCCA値550の記載があります。

⑤結果を見ます。

SOHバッテリー状態
IR抵抗測定値
SOC充電状態
VOLT電圧
EDC/CCA値放電電流推定値

が確認できます。

買うところによっては説明書が英語なようですが、一応日本語化された説明書が入っていました。

バッテリーテスターTK-100説明書①
バッテリーテスターTK-100説明書②

使用レビュー

太陽光の下でも問題なく見えます。

3ヶ月ほどバッテリーを使用、充電、補充電するたびに計測値を見てみました。

結論、CCA値と内部抵抗値は、バッテリーの状態に相応の値を示していたので、目安としてある程度の参考には使っていけそうです。

SOH(バッテリー状態)、SOC(充電状態) はけっこうざっくりしている印象を受けました。特に他のテスターと比べた時に100%が出やすい…。

ついでに色々な状態のM27MFバッテリーも測ってみました。

実際に一時しかもたないほぼダメバッテリーを計ってみると、

SOHバッテリー状態:45%
SOC充電状態:91%
I.R抵抗測定値:12.3mΩ
VOLT電池電圧:12.7V
EDC/CCA:247A

確かに充電後の端子電圧は12.7Vありますが、ほかの数値がやっぱり終わってることを表す数値を出しています。

で、「REPLACE」交換しろって出たのでヤバイ判断はちゃんとしてる模様。

ちなみに、一日エレキを踏んでお目目が真っ赤になった、わりと新しいバッテリーを計ると、ちゃんと「GOODだけど充電してね」みたいな表示がでます。

そのときの表示はこんな感じ。

SOHバッテリー状態:81%
SOC充電状態:38%
I.R抵抗測定値:6.5mΩ
VOLT電池電圧:12.1V
EDC/CCA:448A

ちょっと気になって、同様に格安系の「BM550」も同時に計測比較してました。

こちらも、状態に応じてちゃんと計測結果は相応に変化します。

ただ、抵抗値の結果はかなり似通る一方で、満充電近くではBM550のほうがCCA値が低めに出たり、TK-100のほうが充電状態で100%が出やすかったりと、モノによって計測結果に多少クセはあるんだなという印象。

どちらがより正しいのかはわかりません。

計測値の正確性という点では、やはりそこは高価なテスターとは違います。

ただ共に、だいたいの状態把握としては十分使えるものだと思います。

TK-100の方が、メモリー機能があるのか、一度入力したCCA値550を最初から表示してくれるので、2回目以降はバッテリーに繋いでピッピッピッで即計測できるのはありがたいところでした。

同じバッテリーを何度も計るような場合は便利です。

おわりに

そもそもCCA値というのはよほどの設備環境がないと正確な計測は不可能で、テスターの表示するCCA値というのは、内部抵抗や電圧、温度などを元に推測している疑似値ということ。

精度はもちろん計算式的なものも製品によって違うようなので、同じテスターを使って比較観察するのがベストでしょう。

新品状態であったり、バッテリーがまだ元気なときに一回計測値をとっておいて、あとは気になるときに計るようにする使い方が良さげです。

正確性を重視するなら高価なモノを選んだ方がよいかもしれませんが、

おおよその劣化具合は十分把握できると思います。

ちなみに元気なM27MFを手元のTK-100で測ると、内部抵抗値3.8~4.1mΩ、CCA値700台後半~800台前半くらいの数字が出ます。

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2件のコメント

私も昨日、TK-100をネットで注文しました。
実は、日産セレナのバッテリー交換をディーラーから繰り返し勧められているのですが、この車がハイブリット車の為、メインとサブの2つのバッテリーを同時に交換せねばならず、バッテリー本体と工賃で9万円!!という、あり得ないほど高額な見積を提示されています。なので、「本当に今のタイミングでバッテリー交換が必要か?」見極めるためにTK-100を注文しました。
しかし、Amazonのサイトのレビューを見ると、日本語の取説がない・・という記載があって、とても不安になっていたのですが、「Lurenoteさん」の上記ブログを読んで、とても参考になりました。ありがとうございます。確かに中華製の計測器なら精度は高くないかもしれませんが、ある程度の参考になる、とのコメントがあって、安心いたしました。

大変丁寧に、ありがとうございます。
やはり中国製のお値段安めだとどうかなーってなりますよね。

参考になれば幸いです。

ざっくりでも自分のバッテリーの状態を把握できると交換タイミングに納得できる気がします。

そういえば私も車のバッテリーは以前、交換を勧められて、今ふと気がついたらあれから2年元気に走っています…。

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