22エクスプライド670MH。買っちゃったのでちょっと感想を。
これが初エクスプライドなので、前作17エクスプライド168MHのことも全く知らずに書くことはご容赦ください。
丁度、ロクテンより短くて、キンキン系じゃない安心して振り切れるような、懐深いロッドを考えてました。
ただそうなるとモノによってはタルさが出すぎるところ、これならイケるんじゃないかなって感じたのが動機です。
22モデルからずいぶん良い雰囲気になったんじゃないですか。
今作からロゴの主張も薄くなって、全体的にもマットブラック基調に。
この辺は非常に自分好みです。
全体的な軽さはいいですね。
加えてティップに安心感のある太さが残っているのと、極端な調子ではないので、重量級を使ってても心置きなく振り切れると思います。
そして売りのカーボンモノコックグリップ。
実は今までカーボンモノコックには全く興味がなかったんですけど、エッジタイプなのが全体的なデザインと相まって、ここにはちょっと中二的なカッコ良さを感じてしまいました。
スペック
品番 | 167MH |
全長 | 6.7フィート(2.01m) |
パワー | MH |
アクション | レギュラーファースト |
自重 | 105g |
ルアーウエイト | 10~30g |
継数 | 2(グリップジョイント) |
エクスプライドはシマノバスロッドの中核を成すハイコストパフォーマンスな中堅機種。
初代の12エクスプライドシリーズ、モデルチェンジした17シリーズと、時代時代のスタンダードを体現してきたシリーズでもあります。
今回の22シリーズで3代目。
詳しくは→メーカー製品ページ
167MHのインプレ
近距離で使うには6.7フィートっていうのは非常に扱いやすく操作感もいい長さです。
この辺の感覚は人によって違うと思いますが、個人的には長めは長めなんだけど、その長さが余計なストレスにならないギリギリの丁度良さを感じます。
12フィート船上での取り回しも楽です。
ガイドは、ステンレスフレームに通常サイズのSiCガイドが10個のガイドセッティングでバランスよくまとめられています。
メーカーは高弾性系的なことは言ってますが…、使ってる感じは良い意味で中弾性的な安心感を強く感じます。
実際の素材がどうかではなくて、使ってる印象です。
高弾性系の細く張りのあるティップは怖さも感じるので、強いところで使うロッドには安心感は大事。
最初柔らみをもってティップが入ってくれるので、リグをボトムカバーに掛けたり、もたれさせながら揺する感覚等はいい感じにわかります。
そして絶妙なロッドレングスが効いてか、ボトムでリグを小さく動かすってういのがやり易い。
MHってジャンル自体が対応幅の広い番手っていうのもありますが、なんでも幅広く扱いやすいアクションです。
岸辺のボートポジションが多くなるようなシチュエーションや、近中距離メインのレンタルボートスタイルには、何でもロッドとして優秀な存在になると思います。
張りが強すぎず、硬みというよりは強みを感じるタイプなので、撃ちモノはもちろんワイヤーベイトも十分使っていけますし、ライトカバーまでのフロッグもいけます。
ちなみに製品ページにある機種説明は、
ボトム感度を磨き、小さな地形変化を逃さないテクニカルジグ&ワーミングロッド「167MH」。キャストや操作時のブレを抑え、シャープさに磨きをかけたブランクスは、前作よりショート化されたことと相成り、フットボールジグや高比重ノーシンカーワームのボトムジャークといったキレの良いアクションを駆使するボトム攻略の操作性が向上。優等生のバーサタイルロッドではなく、ジグ&ワーミングの本質を求めるアングラーこそ手にしてほしい。
エクスプライド[EXPRIDE] | SHIMANO | バス | ロッド | 製品情報 | SHIMANO シマノ
「優等生のバーサタイルロッドではなく、ジグ&ワーミングの本質を求めるアングラーこそ手にしてほしい。」
・・・。
ごめんなさい優等生のバーサタイルロッドとして非常にありがたい存在だと思ってしまいました…。
結局ね、適度な柔らかみのあるMHレギュラーアクションって何にでも使いやすいんですよ。
最初スプール径34mmのバーサタイル系リールで使ってみたのですが、32mm径の19SLX MGLを合わせたらめちゃくちゃピッチングしやすいマンになりました。
ただ、合わせるリールにも寄りますが、まだ慣れてないせいもあって、やや先重り感というかお尻軽い感がどうしてもして手元がフワつく感じは受けました。
そんなに気になりませんが、思い付きでロッドベルト(約7g)を巻いてみたら丁度良い感じに。
おわりに
率直な感想は、対応幅広目の、普通の何でもできる系MH。
特別なことは何もないけど、ただこの67っていう長さは絶妙なところで、近中距離で操作感良く細かいことがやり易い。
10g~20gの幅のルアーはなんでも不満はでないレベルで使えます。
長すぎるのは取り扱うのにストレスを感じる方や、より繊細な操作性を求める方も一考の価値あり。
近中距離の釣りがメインになってくる人には合うと思います。
色々使ってみた感じ、14lbからのラインを組むような釣りにならなんでも扱える幅広さを感じます。
基本的には撃ちモノ系全般。
テキサス・ジカリグなら1/4~1/2oz。
ラバージグなら3/8ozを中心に抵抗が少なれば1/2ozクラスまで。
高重量ワームのボトムトゥイッチにも良い感じです。
投げるなら、総重量15~20g程度がストライクゾーンだと感じました。
スピナーベイトも3/8~1/2クラスが〇。
70mmクラスのバイブレーションプラグも対応します。