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ラッキークラフト プラッギングパフォーマンスLC-63R

ラッキークラフトのプラッギングパフォーマンスは、90年代後半に、ラッキークラフトから発売されたハードベイト用ロッドです。

LC-58WとLC-63Rの2モデルがあり、「付けるリールとラインの太さを調整することによってすべてのハードルアーに対応する」というコンセプトが謳い文句でした。

”組み合わせるリールのサイズ、ラインの太さによって、全てのラッキークラフトルアー及びあらゆるプラグでの戦略に対応します。”

LC プラッギングパフォーマンス

ロッドスペックはそれぞれ、

LC-58W(type Walking)
Length:5’8”
Lure Wt:3-23g
Line Wt:5-16lb

LC-63R(type Running)
Length:6’3”
Lure Wt:3-23g
Line Wt:5-16lb

58WのWはウォーキングタイプを表し、トップウォーターやミノー系のロッドアクションを多用する釣りに。

63RのRはランニングタイプを表し、クランクベイトやバイブレーション等リトリーブメインの釣りにという2種類の展開でした。

今にしては共にショートロッドの部類に入るのと、ロッドアクションのキャラクターは似通っているので、長さの好みで使い分けて良いと思います。

EGキッカーイーターをリッピングしてるときの曲がり。

低弾性カーボンのレギュラーアクションで、ベリーまでは柔らかくよく曲がり、バット部は細身ながら張りが出てしっかり曲がり止まるような仕上がり。

当時にしてSiCガイドの多点系の設定なので、ダルさを隠して使いやすく仕上がっています。

両モデル所有していたことがありますが、自分の場合は結果として63Rの方が手元に残っていますね。

LC-63R

実際にロッドパワーで言うと、L~MLクラス。

ライトプラッキング用のロッドという側面が強く、使用ルアーは5g~11g程度で引き抵抗の大きくないものが最も気持ちよく扱える範囲。

より重くても、投げるだけは投げれるかもしれませんが、太めのフックだとフッキングパワーをしっかり伝えるのに技術がいるでしょう。

個人的には未だに秋冬になるとひっぱり出すことが多く、主な用途は10~12lbラインと合わせてのクラッチDRや、タイニーブリッツDR、パワーダンクあたり。

石積みまわりでの近・中距離のアプローチが使ってて気持ちのいいところ。

ジャークベイトで言えば90mmクラスが適切。

謳い文句のように何にでも使えるとまでは感じませんが、軽量級巻物竿と見れば未だにふつうに使える、良く曲がって楽しいロッドです。

20年以上前の竿が今も普通に不満なく使えるんだから、それだけ巻物に求められるロッドの性能って変わってないってことなんだと思います。

for all LUCKY CRAFT LURES

実際に当時発売されていたラッキークラフトのルアーの多くを使用できたのは事実。

が、軽い方で言えばベビーシリーズなどは当時のリール性能的に辛い部分もありましたし、重い方ならやはり大型のバイブレーションやRVシリーズスピナーベイト等、ロッドパワー的に無理を感じるものもありました。

記載どうりの3g-23gの幅広いルアーウエイトを使いこなすには相応の技量が求められるため、一般的にはまあ、確かに使えなくはないけど…というところ。

それでも「for all LUCKY CRAFT LURES」を謳う心意気と、それを受け入れるユーザーもいい時代でしたね。

そしてラッキークラフトらしく、テーマカラーが赤になっています。

当時はリールのカラーデザインにあまり自由度がなかったので合わせにくかったかもしれません。

カラーデザインや、カラーパーツが豊富になった今の時代であれば、コーディネートを楽しむ事もできそうです。

おわりに

発売時の定価は3万円台 。

もちろんはるか昔に製造中止されていますが、中古相場でだいたい5千円程で入手できるかと思います。

今にして巻物ロッドは数有りますが、ロッドレングスが欲しい状況でなければ今でも十分に使えるロッドです。

特にリトリーブ系に関してはロッドに求められるものって今も昔も変わらないんだなと感じさせられます。

この価格でこれだけのものが手に入ることを考えると、ライトな巻物竿を探している方は、黄色いお店で見かけたら手に取ってみて損はないでしょう。

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