トポロンはみんなに楽しさを届けてくれる、エラストマー系トップウォータールアーです。
野良ネズミの流行でエラストマー系トップの釣果は広く知られるところとなりました。
その浮力を生かして、今や様々なエラストマー製ルアーがお店の棚に並んでいます。
近頃身の回りでちょいちょい名前を耳にすることも多くなった「トポロン」。
トポロンは、ソフトエラストマー製の弱波動系ポッパーです。
開発者のタニース氏にお話を伺う機会があったので色々聞いてきました。
『HYPHEN』ハイフンは、ゴム素材加工を得意とする工場で3Dデザインや金型製作を手掛ける、タニース氏プロデュースの個人ルアーブランドです。
特にソフトエラストマー素材を扱う技術には定評があるよう。
トポロン
難しいロッドワークもいらない。トップで釣るのは難しくない。
多くのバサーにそれを実感していただきたく、ルアーの動きを目で見て、音で聞いて、トップの釣りを楽しんでいただく為のトポロンです。
開発の経緯は?
トップの釣りを楽しんでいただくためのトポロンです。
初心者や中級者バサーの
「トップで釣りたい。でもカバーやブッシュのスレスレにキャストするのは怖い」
そんな悩みを解決したいと思い、トポロンの開発がスタートしました。
開発コンセプトは、根掛かりしにくい為アグレッシブに攻めていける、かつ釣り歴が短いバサーにも「わかりやすい」形状である事。
どう使えばよいの?
使い方・ストーリーはあなた次第!
特徴①ポップアクション
これまで市販されてきたポッパーと同じように、ポップとポーズの繰り返しで使用できます。
ソフトエラストマー製のトポロンのポップ音は、市販のABS製ポッパーと比較して非常に柔らかい音が出ます。
ハイプレッシャーにより、ますますタフコン化したバスにも有効なアプローチとなります。
特徴②フラッタリング
ポップアクションの際、尾部のシャッドテールがブレーキとなり、ボディ全体に僅かな伸縮が生まれます。それによってブルンとしたライブリーな身震いを発生。
特徴③水面下 5cm のスローリトリーブ
ポッパーのカップにより、非常に強い水押しスイミングが可能。
霞ヶ浦を代表するマッディーな水質でも、強烈にアピールし、シャローにいるヤル気のあるバスを効率よくサーチし、食わせる事ができます。
ポップアクションでルアーの存在を気づかせ、スローリトリーブで食わせる。リトリーブで魅せた後、ポップアクションでバスのスイッチを入れるといった使い方も。
・早アワセは厳禁。
・ティップの硬いロッドでのリトリーブは、バイトを弾く場合があります。
・スキッピングさせすぎ注意。
推奨タックルは?
約10g のウエイトは幅広いタックルに対応します。
[推奨タックル]
ロッド:6~6.8ft スピニング・ベイト L+~MH
ライン:モノフィラメント10~14lb・PE1~2号
フック:#3/0~#4/0程度
PE直結でも良いし、リーダーをつけても良い。
リトリーブメインでいくなら、ML程度の柔らかめのティップのロッドに、スナップ接続により、わずかにウェイトバランスを前方に調整したほうが、しっかり水面直下をトレースできます。
どんな状況で使う?
シャロー全域で楽しめます。
時期的には、スポーニングが終盤となる5月以降から秋頃まで。
状況的には、多少の波風や雨、濁りでも問題なし。波風が強くなってくると、ポップアクションさせにくくなり、ABS製ポッパーの出番となる。
ブラックバスのボイル音(補食音)が聞こえるようなタイミングなら、迷わず投げてみるべき。
そのボイル音がバスなのか他の魚種なのかはさておき、フィッシュイーターが自分より浅いレンジの餌を補食する状況であるという目安なので。
魚探でもなく、目探でもなく、耳探です!!
〇石積み、杭、粗朶、浮き漁礁、葦際、流木エリア
△水深のあるブレイク狙いには役不足。
おわりに
以上お話を伺ってきました。
確かにこれからのハイシーズン、ハードルアーだとガサッと逝ってしまうような場所にこそバスが付いてるもの。
釣果アップのために、ボックスにエラストマートップを一つ入れるというのも増々一般化していくでしょう。
実釣動画はこちら
HYPHENルアーのお問い合わせはタニース氏のTwitterまで。
全 長:100mm
自 重:9g (プロトモデル)
フックサイズ:オフセットフック#3/0~#4/0