バスフィッシングをアルミやレンタルボートで楽しむ際、「高枝切りバサミ」を積み込むアングラーは少ないかもしれません。
しかしこれがですね、良いんですよ。
特にカバー周りの釣りで大活躍。
用途は、勘の良い方ならもうお分かりかと思います。いわゆる、根掛かり回収器として。
枝絡みしたルアーの回収効率がハンパないです。
特にカバー周りでの釣りをする際には、
・回収効率
・快適さ
・安全性
を大きく向上させてくれる存在になります。
休めないバサーさんも必須の回収機として紹介していますのでよかったらどうぞ。
便利なところ


私も初めて目にしたのはホリコシ氏のボートデッキだったのですが、はじめは頭に?が浮かびました。
しかし実際に使ってみると、便利すぎました。
オーバーハングやブッシュといった木が絡むカバー周り全般活躍しますし、捨てライン系の根掛かりにも抜群の強さを見せます。

特に、
特に、特に、
ゴチャゴチャブッシュ系でガチカバーフィッシングするとき。


フロッグもテキサス、ジグ類も、回収時にね、こう、クルクルっと枝に巻き付くことがよくあります。
それでルアーが枝にロックされたり、笹や竹のY字部にハマッって動かなくなったりするんですよ。
通常、ボートを寄せてガサヤブに突っ込みつつ素手やプライヤーで回収作業をすることになります。
そこで。

「高枝切りバサミ」があれば簡単にカット、即時回収できます。
特にガサヤブに突っ込まないで済む点は大きいです。
船で突っ込む必要がなくなる結果、ボート上で荷物が落下したり、枝葉が散らかる心配も軽減。
さらに虫刺されや、蜘蛛の巣を浴びるストレスからも解放されます。
特に夏場は色んな虫が落ちてきますからね。
これだけでも快適度は大きく上がります。
安全面でも、ボート上で身を乗り出したり無理をする必要が減り、落水リスクを避けられます。
特にレンタル、アルミ等小型船の場合は「沈」しないためには安全性は非常に重要。
なおカットに関してはホリコシノートに詳しく記載がありますが、自然環境を壊さない範囲で、必要最低限の伐採にとどめるのがマナーです。
おススメは

何種類か使ってみました。
片手でロッドを持ちながら、もう片手で使える範囲で考える場合、
腕力にもよりますが、片手で正確な操作が効くのは1.4m程度までの軽量なモノだと感じます。
伸ばして2mあるクラスだと、縮めた状態で使っても結局重量があるため片手で扱いきれません。
重さで腕がプルプルします。
本来高いところの枝を切るために両手使い前提で設計されていますからね…、ホームセンターだと長いモノは多く売られていますが、短いモノを探すのに苦労しました。
オススメは安くてとにかく軽量なもの。

現在愛用中なのは、ホームセンターコーナンのオリジナルブランドLIFELEXの1mものです。(伸縮なし)
とにかくシンプルで軽量。

ホリコシ氏愛用のDAISHIN製は、92~142cmまで4段伸縮で細かく調整が効きます。
セカンドグリップも付いていてブラックフレームがカッコイイ。
おわりに

高枝切りバサミは収納性も高く、限られたスペースでも邪魔になりません。
カバーフィッシャーマンなら、一本積んでおくことで、
「ルアーロストの削減」
「回収効率アップ」
「ガサヤブ回避による快適さ」
「虫や枝葉のストレス軽減」
「安全性の向上」
といった複数のメリットを享受できます。
バスフィッシングは魚との駆け引きだけでなく、環境や安全を整える工夫ももまた楽しみの一部です。
根掛かり回収器が一通り揃ったら次に手を出してみて欲しいアイテムです。
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