ダイワのエラストマートップウォーター「キッケル○○」シリーズ3作目。
キッケルウォーカーです。
今回は中空フロッグ系な形状とシリコンラバースカート、カラーリングの良さからくる楽しげな雰囲気に釣られて使ってみました。
わりと気に入ったんですけど、キッケルキッカーが既にHP落ちしていたので、これもすぐ作られなくなるのかと思うと悲しいかぎりです。

アフター時期のフロッグゲームは、大きいのはゆっくり浮いてきて弱々しく咥えてスッポぬけたり、元気なのは小バスばかりで、カポッっと出ても口に入らないのがよくある話。
なかなかグッドサイズの本気食いに出会うのが難しい。
そこで今出てくれてる魚をなんとかフックアップにもっていくのに、小型エラストマートップ系が活躍するものです。
さてキッケルウォーカーは、野良ネズミ、ウキタヌキ、エビダンス等の系統に入る使用感で、やはりチョコチョコ細かく動かす系。
小型エラストマートップ系として、楽しく使えます。
キッケルウォーカー

サイズ | 4.6mm |
重さ | 5.1g |
「キッケル」という言葉は、オランダ語で「カエル」を意味する「KIKKER」が由来で、意訳すると「カエルの散歩」でしょうか。
インプレ

まず感じるのは、スキッピングの伸びと安定性の優秀さ。
チョコチョコ系エラストマートップの中でも、水面を跳ねていく使用感は野良ネズミに近いと感じました。
5.1gのウエイトも、野良ネズミ(4g)と野良ネズミウルトラ(6g)の間を突いていて、よりどこでも使いやすくなっている気がします。
なので、いいかげんにネズミに飽きてきた方に、趣向を変えてどうぞっていう感じを受けました。

特にカエル系カラーは楽しさも感じます。
塗装が難しい素材なので単調な色合いが多くなるエラストマートップ系の中でも、そこはしっかりコストを覚悟してカエルカラーやラメ入りカラーを用意するあたりはダイワさんです。

フックセットは、#1/0サイズでベストマッチ。
#1/0のフックサイズは小バスからビッグフィッシュまで含めて大小最も幅広く獲っていくことができるサイズだと思います。
推奨フックサイズも野良ネズミ(推奨 #1)と野良ネズミウルトラ(推奨 #2/0)の丁度中間。
頭部の最初の差すところ抜くところに凹みがあってわかりやすくなっています。

カバー周りにピピピッとスキッピングさせて、チョコチョコチョコっとしたらカポッからのフッキングで重みがノッたらああもう楽しい。
フラット形状で段差も小さい背面は、フッキング率高めに感じます。


この手の中で個性的なのは、やはりラバースカートの存在。
ポーズ中にラバースカートがホワァっと広がる効果はあるときにはあると思います。
スカートの抵抗が首振りの邪魔になるかとも思いましたが、そんなこともなく、アクションの邪魔にならない本数になっています。
やはり浮力はそんなに強くないので、PE直結が遊びやすいですね。
フロロリーダーを噛まして使うとダイブ&パニックアクション多めになります。
おわりに
近頃不思議なことに、中空フロッグだと出てもノらないけれど、小型フロッグや小型エラストマートップだとそもそも出ないっていう狭間にハマることがあります。
完全な比較はできないですけど、ホント投げ比べてそうとしか思えない状況。
そこで中空フロッグ系の形状とルアーパワーを持ちながら、エラストマートップ系の吸い込みフッキング能力。
キッケルウォーカーが少しサイズアップしたら割といいんじゃないかなって思うので、1サイズ上のものが登場することに期待したいところです
もちろんこれはこれでどこでも楽しく使っていけるサイズなのは間違いありません。
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