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ゲーリーヤマモト「2.5″エビタヌキ」使用インプレッション。

エビタヌキは2024年冬、

2.5″ ヤマタヌキ
3.5″ ヤマタヌキ(デカタヌキ)
2.5″ ウキタヌキ

に続いてリリースされました。

ウキタヌキとエビタヌキは、ヤバイブランドからのリリースです。

名前について

一つのルアー名の中に、甲殻類のエビと哺乳類のタヌキ、2つの生き物の名前が入っているのは珍しい類。

他に思いつくところだとノリーズのエビガエルくらいでしょうか。

ルアーに限らなければウナギイヌなんかもそうですね。

これらはエビ形状のフロッグであったり、ウナギっぽいイヌであったり、前半が装飾で後半が本質を表しています。

そう考えるとエビタヌキもエビっぽいタヌキ、ということになります。

ここで、にもかかわらずタヌキシリーズを象徴するタヌキテールが無いっていう大いなる矛盾にぶつかります。

実際リリースされた後にボート桟橋でも知人からも聞こえてきたのはタヌキへの疑問の声。

「タヌキってなんなの?」
「エビタヌキってタヌキなの?」
「タヌキテールじゃないのになんでタヌキなの?」

そう、これまで全て特徴的なタヌキテールを売りに展開してきたタヌキシリーズなだけに、なぜこのワームにタヌキの名前が付いているのか理解が追い付かない人が多くいました。

売るためにタヌキの名前を付けた説や、何にも考えてない説が浮上し、まあそんなところかなと納得しかけました。

しかしよく考えてみれば、天下のゲーリーがいやいやそんなことをする訳がありません。

むしろこの論争を巻き起こすことに狙いがある、またはこれは河辺氏からユーザーへの、タヌキの何たるかという真意的な問い掛けではないのかと…。

そうすると、エビタヌキの発売によってヤマタヌキがこれまで訴えてきた “今までに無い特徴的YAMATANUKIテール” という主張が、メーカーを上げての壮大なミスリードであったと考えざるを得ません。

そこで、4作に共通し、かつ特徴的なもう一つの機構としてはスリットがあることに気が付きます。

実はゲーリーヤマモトが定義するタヌキとは、ボディ又はこのスリットのことを指すのだという実態が見えてきてしまうのです…。

2.5″ エビタヌキ

重さ:約5.5g
推奨フック:スゴイフック#1/0~2/0
素材:高比重ソルティマテリアル

そんな多くの人のタヌキへの認識をひっくり返したエビタヌキ。

エビシルエットを意識したテールと、逆刺しを考えたボディ設計でバックスライドでの使用にも答えてくれるのが特徴です。

インプレ

将監川の岸辺のカバー周りで遊んできました。

率直な印象として、ボーマーベイトっぽい形。使用感は昔あったイカ4インチの再来。そんな印象を受けます。

このサイズ感ですから、Lクラスのスピニングタックルでの使用が合います。

使用タックル

ロッド WSS-61L
リール 12レアニウム2500
ライン PE1号+リーダーフロロ8lb

2.5″ ヤマタヌキと同程度の重量があるので、このくらいのセッティングが丁度良く感じました。

Lクラスのスピニング又はベイトフィネスタックルであればベイトでも快適に扱えそうです。

せっかくだからバックスライドで使いたいところ。

バックスライドセッティングだと潜行角は着水角度やラインセッティングにもよりますが、着底点をイメージしやすい45℃系。

TNSオフセット#1/0
TNSオフセット#2/0

フックはTNSオフセットで使用しました。

#1/0で扱うと丁度よい感じ。#2/0も背負えます。#1/0のほうが重心が中央に寄るのためかスライド幅が若干伸びる気がします。

バンク際のライトカバー周りでPEセッティングで扱うと、ラインがスーッと水中に入っていくのを眺めながら着底したらリフトしてまたスーッ…

違和感を感じてのフッキング。

やりだすと楽しくなっちゃいますね。

このサイズ感でゲーリー素材でバックスライドですから、大小問わず釣れてくれます。

ボディ強度はやはり弱めで一匹釣るたびに千切れたり飛んだりしますが、そこは釣果とトレードオフと考えれば仕方のないところ。

4本のテールは開封時には繋がっていて、お好みで自在に割れます。

リフトのときの抵抗になるので個人的には4本バラバラが使用感としては好みです。

おわりに

イカシリーズは信頼の釣果の代わりに、スカートの装着が手作業のためどうしてもお値段が張ってしまうところがありました。

比較するとエビタヌキはだいぶお安く、ゲーリー素材でのバックスライドの釣りを楽しめます。

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