2024年4月、一誠から発売されたAKパンチ2.4。
赤松健氏プロデュースの、今までになかった形状とアクションで話題のワームです。
名前も新しいですよね。
何かとシルエットが話題になりがちですが、求める機能を形にしていったらこうなったということなのでしょう。
形状を省みずに強振動にここまで特化させたのはすごいと思います。
引いたときには確かに今までにない振動が手元に伝わります。
AKパンチ2.4in
デザインと機能
全長2.4インチの小型扁平ボディに塊のようなテールを持った形状をしています。
バルキーなテールは水中で激しく振動し、強烈な波動を発生させます。
サイズとスペック
サイズ | 2.4インチ |
入数 | 6本 |
推奨フックサイズ | オフセット #2〜#1 |
定価 | 935円(税込) |
重さ : 実重量 約7.3g
メーカー製品ページはこちら。AKパンチ 2.4in | issei [一誠]
【カラーバリエーション】
AKパンチは、全8色のカラーラインナップがあり、様々な水質や状況に合わせて選ぶことができます。
インプレ
個人的にはフワッとしたフォールで見せたいときが多いので、普通のノーシンカーリグがお気に入りです。
そのままでも十分扱える重量があります。
使用感
・2.4インチの小柄ボディ・野池サイズ
食わせサイズなのでとにかくバイトをとっていきやすいサイズです。
・思った以上の振動がブルブルきます。
強振動のおかげで縦の釣りだと特に飽きずに集中力が持続します。面白くてついバイブレーションさせたくなってしまいます。
・ボトム使用なら普通にイモ系高比重ワームのアピール強め意識で使いやすい。
シンカーのあるリグだと根掛かるような複雑なボトムでのずる引きと、外れたときの瞬間的振動がよりリアクションを誘う効果がありそうです。
・超後方重心
このサイズでヤマセンコー4インチとほぼ同じ重量があります。しかもその重量がテール部に極端に集中しているので、キャストフィールは抜群です。
・バイブレーションプラグをカバーで扱うっていう感覚はあまりありません。
ザリバイブのリフト&フォールの釣りをカバーに入れて行いたいという着想から開発されたとのことでした。
私自身メタルバイブをウッドカバーに入れ込んでしまうようなこともよくしますが、やはりハードルアーとはアピール力も存在感もまったく違うと感じます。
またバイブレーションプラグと比べてもフォールも遅くなりますし動き出しも間があります。
とはいえ、言わんとしていることはわかりますし、このアクションは独特のアピール力を感じます。
・フォールベイトとして
鉄パイプ・乱杭・粗朶・フィルターユニット周りに近距離で落としていく使い方が使用感良かったです。
1スポットにリフト&フォールを数回ずつ繰り返して打っていくにも、振動感があると飽きにくいのとテンポ良く行いやすくなります。
寄せるつもりで強振動させてからのスローフォールを繰り返していると、フォール時に気持ちよくアタリが入ります。
ネイルリグ
赤松氏もオススメしているのがネイルシンカーを入れての使用です。
0.9~1.8gのネイルシンカーを、テールの1/3程度の場所に中心にくるように入れることが推奨されています。
0.9g、1.3g、1.8gをそれぞれ使ってみました。
ネイルシンカーを入れると、よりバックスライドするように、重量に応じてフォールアクションがクイックになります。
イモの延長でボトムを釣るときは使いやすい重量に調整したり、バックスライドメインにオーバーハング・フローティングカバー系を打つには良いでしょう。
深場や流れの中を釣るときもウエイトが生きてきそうです。
また、ワームを横から見たときに中心より上目にネイルを打ってしまうと、ズル引いたときに重心の関係でワームがひっくり返って引きずられてきてしまったので注意が必要です。
かといって真ん中にあまりにもバランス良く刺してしまうと、ブルブルの動き出しが悪くなります。
今のところ、ド真ん中より若干下目がベストかなと思ってます。
タックル
重量とフックサイズを考えるとやや強めのベイトフィネス又はライトベイトタックルがオススメです。
MLクラスのショートロッドに10lbフロロの組み合わせで近距離を撃っていくのが使用感よかったですね。
Mクラスのロッドや12lb以上で扱うならネイルを入れた方が扱いやすくなると思います。
関連動画
おわりに
根掛かりしにくく、小気味よい振動感をもって操作できるので、リフトアンドフォールの釣りをこれから覚える人にとってもわかりやすい入り口になるのかなと思いました。
参考になれば幸いです。
・クワセサイズ
・強振動
・高比重
・超後方重心