今日は楽しいバスフィッシング!
何事もなく、充実した一日になる…はずが、自然の中ではそう上手くいかないこともあります。
ノーフィッシュで帰るだけならまだしも、思いがけないハプニングに見舞われると踏んだり蹴ったりになってしまいます。
すべてに備えることはできませんが、あらかじめ「心構え」をしておくだけでも、いざという時の対処やショックの大きさが変わってきます。
今回は、釣行時に起こりがちなトラブルや注意点をまとめました。
怪我に要注意
フック(針)による負傷

釣りは鋭利な針を扱う遊び。中でも危険なのはハードルアーのトリプルフックです。
近年のフックは非常によく刺さるため、魚が暴れた瞬間、勢いで指にカエシまでグサッと刺さることもあります。
自分は大丈夫なんて思ってるときにこそ、ふいのタイミングがやってくるもの。

※私も、秋の朝イチでクランクベイトにヒットして気持ち良くなった直後に、まさかのフッキング…(-_-;)
元気にビチビチされたときが一番あぶないですね。
知識として「ストリング・ヤンク・テクニック」などの抜き方を知っていても、実際に刺さると冷静ではいられません。
● 病院の事前チェック
霞ヶ浦の場合、休日は特に、「茨城県救急医療情報システム」などで地域の休日診療所や当番医を事前に調べておくと安心です。
● 対策グッズの活用
- ネットやフィッシュグリップの使用
- バーブレスフックへの交換
安全性を重視した準備で、リスクは大きく減らせます。
根掛かり回収時の事故
陸上の草木などに根掛かりしたルアーを無理に引っ張ると、外れたルアーが勢いよく飛んできます。
想像以上のエネルギーをもって。
バレットシンカーなどはその名の通り銃弾の勢いで飛んできますが、ここでもフックが非常に危険です。
物陰に隠れて引くようにしたり十分な注意が必要です。
ラインによる手の切り傷
特に雨天などで皮膚がふやけていると、ラインを引くときに手の皮が切れることがあります。
対策としては:
- タオル越しに引く
- 袖やグローブを利用する
転倒によるケガや機材破損

土手やナナメ護岸の上り下りのときに足元が滑るケースが多いですね。
コンクリートの上だと硬い上に、とっさに着いた手や肘に全体重が乗るので大ダメージを負うことになります。
とにかく焦らないことと水辺は慎重に歩くことを徹底することが大切です。
外遊びをしてる以上、軽い怪我などもよくあることなので絆創膏や簡単な応急処置グッズは携帯しておいたほうが良いでしょう。

ノーフィッシュでもしょげて帰るだけで済みますが、転んだ勢いでロッドが折れたりしたらもう目も当てられません。
それ以外にも理由はさまざまで、とにかく時として否応なくロッドは折れるもの。
そう理解しておくと受け入れがたい現実が目の前に起きたときに、放心状態になる時間が短くて済みます。
携行品補償のある傷害保険や釣り保険に入っておくとかなりダメージを軽減できます。
あと致命的なのがスマホの水没。
水辺で写真を撮ることの多い昨今は要注意事項。水に浮くキーフロートなどを付けておくと安心?です。
汚れ・臭いとの戦い
ぬかるみに足がハマったり、見えにくい水面に足元がズボッといくことも多々あります。
泥まじりの水で濡れた靴下で過ごす不快感たらありません。
また、霞の場合はボート上でも全力で暴れるナマズの体液にやられたり、思わぬボラロケット(水面をジャンプするボラが船内に飛び込んできて全力でビチビチされる)をくらったりするので、そんなときは耐えがたい臭いと共に過ごすことになります。
雨天のときなどにも役立つので着替えは必ず車載しておくべきですね。靴下込みで。
遭遇

なんだかんだ言っても水辺は人間社会から半歩外れた世界。
自然の中では、さまざまな生き物に出会います。
- ネコ:癒し
- 鳥:おにぎりを強奪していく
- 野犬:近年は少ないですが、背を向けずにゆっくり離れるのが鉄則
- 蛇、ハチ、蜘蛛、虻:とくに藪漕ぎ時は要注意
特に田植えの時期以降は蛇の活動が活発になるので注意が必要です。
体調
【腹痛】
お腹の具合がいちばんヤバいですね。
トイレが遠い釣り場では、早めの判断がカギになります。我慢しすぎると悲惨なことになります。
大切なのは自分のお腹を過信しすぎないこと。
【睡眠不足・熱中症】
辛さを感じたら迷わず仮眠をとったり休憩することが大切です。
無理して釣り続けると体調を崩し、翌日に響きます。結局釣りが嫌になることにつながったりするので、うまくバランスをとって過ごすべき。
意外と重要なのが日焼け・紫外線対策で、これをしっかりやると疲労の具合が段違いです。
日焼けが体力を奪うことについては言わずもがな、特に偏光グラスは目を守るだけでなく、疲労軽減にも効果的。
おわりに
今回は、私が実際に体験した「釣果とは別の、1日を台無しにしかけたハプニング」を振り返りました。
自然の中で遊ぶということは、思いがけないことが起こるということ。
すべてに備えるのは無理ですが、「知っている」だけでも、心構えと対応力は大きく変わります。
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