野良ネズミの説明には虫系ルアーとあるんですけどね、
いわゆる虫系ジャンルからはみ出して、幅広くエラストマートップというジャンルを開拓し、かつ定着させたのは野良ネズミだと思います。
ティムコ渾身のヒット作「野良ネズミ」。
気がついたら今年で発売から10年。
エラストマー素材の特性と有用性を広め、今だにこのジャンルを代表する名作です。
ティムコ「野良ネズミ」シリーズ

サイズ別 重さ・推奨フックサイズ一覧
| モデル | 全長 | 重さ | 推奨フックサイズ(目安) | 主な使用タックル |
|---|---|---|---|---|
| 野良ネズミ ミニ | 約 75 mm | 約 2.5 g | オフセット #2 | スピニング |
| 野良ネズミ(オリジナル) | 約 88 mm | 約 4 g | オフセット #1 | スピニング |
| 野良ネズミ ウルトラ | 約 100 mm | 約 6 g | オフセット #2/0 | スピニング~BF |
| 野良ネズミ マグナム | 約 125 mm | 約 10 g | オフセット #3/0 | ベイトタックル |
| 野良ネズミ エンペラー | 約 160 mm | 約 27 g | オフセット #7/0 | ヘビーベイト |
インプレ

豊富なサイズ展開はヒット作の特権。ミニ~エンペラーまで5サイズ展開。
個人的には今はオリジナルサイズとウルトラを状況に合わせて使っています。
マグナムは、このサイズになるとアクションが遅くかんじてしまうのと、マグナムサイズを入れる場所はそもそも中空フロッグ結んでしましますし、エンペラーに関しては未だ使いどころを見出せていません…。

61Lのスピニングタックル+PE1号直結が出番の多いタックル。
カバー周りで扱うのでやや強めなセッティングでも、ウルトラならやや離れたところで起きたエビボイルに届かすくらいの飛距離は出ます。
特に遠浅なドシャローを釣っていくときにはめちゃくちゃ活躍しました。

霞だと元々、水深50cm以浅のショアラインで、岸際カバー周りをウロウロしてる魚をとるのに、沈めるより水面で誘った方が食わせやすい状況は多々あるんですね。
そこでシングルフックで根掛かりにくくカバーに入れていけるんですから。
小さいサイズが元気なときに遊ぶのにオリジナルサイズを使います。


あと、近年は夏の終わり。
いわゆるプレッシャーが蓄積してきた頃合いに、スキッピング音や着水音を抑えたアプローチにオリジナルの強さをみました。

野良ネズミがヒットしてから多くのエラストマートップ系が発売されてきましたが、未だに頭一つ抜けてると感じるのはスキッピング性能。
エビダンスとか、キッケルウォーカーとか、その手のエラストマートップはスキッピングが伸びるなーという感覚を覚えますが、
それを超えて「おいおいどこまで行くんだ…」と思うほど伸びるのが野良ネズミ。
かつ転がり距離が非常に安定しているのはやはり素晴らしいものがあります。
それが故に奥まで入りすぎて最悪の場所で根掛かりなんてことにもなりますが…。

元々は高速トゥイッチで釣れるという話で評判になった気もしますが、個人的にはゆっくりでも早くでも共に良く釣れてます。
早く動かして、それでスイッチを入れて本気食いさせた方がフッキングもノルって考えもわかります、それはそれで。
アフター時期なんかは特にですが、2,3回トゥイッチしてゆっくりワンポーズでシュポッっとナイスサイズが出たりしますから、高速トゥイッチには拘らずに使っていいと思います。

ひとえに出る場所に送り届けやすいスキッピング性能と、そこで小刻みに動かせる首フリ性能、根掛からずに使いきれるオフセットフック仕様の恩恵が大きいですね。
その上で出たバイトを逃さないように、フックポイントがボディに埋まっていないか、小まめなチェックはした方が良いです。


近頃は工夫が進んでパッケージも開け閉めできたり切り離せたり便利なものも増えました。
野良ネズミのパッケージはエラストマー黎明期の製作のためしかたないのかもしれませんが、現場で出し入れのしやすいものではありません。
特に紙台紙パッケージはそのまま持っていくと雨の日には紙がグチャグチャになります。
ここは専用ケースおススメです。


おわりに

野良ネズミは、抜群のスキッピング性能と根掛かりにくい実用性をもって、シャローカバー攻略において、速くも遅くも誘える万能なエラストマー系ルアーの代表作です。
エラストマー素材に乗せるのは難しいとされる塗料がちゃんと使われているのも評価点。
無塗装だとゴムの塊みたいな印象も強くなりますが、このひと手間でだいぶキャラ立ちに貢献しています。
また、フッキング時に深いスリットがガバッとひらいて背中をヘコませるデザインは、他のエラストマー系ルアーにも多大な影響を与えました。















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