勝手な想像だけど、ラバージグのトレーラー専用ワームって、そんなに売れないのよ。
メーカーにとっても会社としておいしい商材ではないと思うのね。
だからきっとそんなに作らない。
だけどそこはラバージグの釣りと長年向き合っているケイテック。
ケイテックのチャンク系ジグトレーラー、フレックスチャンクを紹介します。
悩んだらこれっていう安心感があります。
フレックスチャンクとは
![フレックスチャンクセット画像](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/10/flex-chunk20.jpg)
とりあえず簡単にご紹介。
フレックスチャンクは、2019年にケイテックから発売されたラバージグのトレーラーとして使用するためのワームです。
※2023年7月から、スモールサイズ(2インチ)とスモールミディアムサイズ(2.6インチ)、8月からMLサイズ(3.8インチ)がラインナップに加わりました。
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2023/07/flex-chunk22.jpg)
Medium(6個入り/パック)
サイズ:3.3インチ
重量:6.5g
推奨ジグフックサイズ : #1/0~#2/0
Medium-Large(5尾入り/パック)
サイズ:3.8インチ
重量:8.4g
推奨ジグフックサイズ : #2/0~#4/0
Large(5個入り/パック)
サイズ:4.3インチ
重量:13.5g
推奨ジグフックサイズ : #3/0~#5/0
ポークの強みであった柔らかさと、着底後の余韻アクションに重点をおいて開発されたのがフレックスチャンク。
先端までしっかりと塩入で自重をもたせてあり、着底時に持ち前のフレックスさでくにゃっと曲がったボディは、伸びながらも倒れ込むアクションを表現します。
ラバージグ本体は着底後止まっているなかで、ラバーがフワーッと広がったり、着底したときの勢いでエビ反ったワームが、本来の状態にスーっと戻ったりといった、ルアーによる自発的アクション。
また、強めの素材で強度を、塩入で重量を保ちながらも、枕木構造といわれる凸凹の形状をとることで全体的な柔らかさを出しています。
![フレックスチャンク枕木構造](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/10/flex-chunk18.jpg)
より詳しい解説はメーカー製品ページへ
![フレックスチャンク-ファクトリーロック](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk05.jpg)
パッケージ内でぐちゃぐちゃにならないように購入時には足の先端がファクトリーロックされています。指先で簡単にちぎれますので使用前にはずしましょう。
セット感
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2022/02/rubberjig-trailer15.jpg)
ロゴがあるほうが上になり、通し刺しが強く推奨されています。
通し刺しにすることでより千切れにくくなり、かつヘッドに加えたアクションがダイレクトに伝わって、効果的に誘いのアクションを出しやすくなります。
ミディアムサイズのフレックスチャンクを実際に各ラバージグにセットしたときにはこんな感じ。
・プロズファクトリー モーション
![モーション3/8oz+フレックスチャンクMedium](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk06.jpg)
・OSP ゼロワンジグ
![ゼロワンジグ3/8oz+フレックスチャンクMedium](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk07.jpg)
・エバーグリーン TGブロー
![TGブロー3/8oz+フレックスチャンクMedium](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk08.jpg)
上部表面はザラザラした造りになっていて不思議な生命感を醸し出しています。
これはカバーに入れ込む際に枝等にくっつきにくいようにしたり、フレックスチャンクの足同士がピタッとくっつかないようにした目的もあると思います。
ちなみに、往年のカスタムトレーラーの同ミディアムサイズと比べるとこんな感じ。
![フレックスチャンクとカスタムトレーラーの比較](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2022/02/flex-chunk21.jpg)
カスタムトレーラーはチョン掛け仕様なので、セット時の長さ感はだいたい同じくらい。
ただ、ボリュームや存在感はかなり違いますね。
余談ですがカスタムトレーラーも通し刺しにして使うことによって、全体のシルエットを小さくみせたり、アクションのダイレクト性を高めることができます。
カラー
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk02.jpg)
初期は6色でしたが、2020年カラーラインナップが増えて10色展開になっています。
追加されたのは、009ホワイト、402オキチョビクロ―、407デルタクロ―、479バマクロー。
23年にはスモールサイズの追加ラインナップに合わせてか弱めの5色がさらに追加されます。
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2023/07/flex-chunk23.jpg)
インプレと使い方
![フレックスチャンク釣果画像](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk09.jpg)
主に使うのはミディアムサイズ。
好みの問題ですが、表面のザラザラな質感は良い雰囲気でてます。
先端まで重量があるのでキャストは投げやすいバランス。
フォール時のボディの水流抵抗が少なくスッと落ち、早めのフォールで使いたいときにも合いそう。
着底バイトをとっていきたいときはもちろん、細かくボトムを叩いたりズル引き等、自分で加えるアクションにも機敏に反応してくれます。
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk12.jpg)
長時間ガチでジグ打ちし続けることは少ないので、管理に気をつかうポークよりはワーム素材のほうが出番が多いのですが、状況がわからないときにはとりあえず付けておくにも便利ですね。
着底後に曲がった足が伸びながら倒れ込むアクションが最大の売り。
ですから、着底時の姿勢にもよりますが3~5秒程は待つようにすると良いでしょう。
ときおりしっかりとポーズを入れるのがフレックスチャンクを生かすコツとも言えます。
とはいえ、倒れ込み以外にも普通にチャンク系として良い仕事をするので、ポーズに拘らなくても大丈夫。
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk10.jpg)
自分の場合はフレックスチャンクを使う時は、ストラクチャーまわりやバンク際で着底ポーズ後、再度リフト&フォールを入れて2度目のポーズを見せてからピックアップすることが多いです。
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/09/flex-chunk15.jpg)
おわりに
![](https://lurenote.com/wp-content/uploads/2021/10/flex-chunk21.jpg)
チャンク系のワームもいくつかありますが、デザインと雰囲気が気に入っています。
手間が掛からないワーム素材の他、価格もお安めなため、これからラバージグの釣りを始める方にもオススメできます。
サイズが充実してきたことでどんな状況にも合わせやすくなってきました。
Small(8個入り/パック)
サイズ:2インチ
重量:1.7g
推奨ジグフックサイズ : #4~#2
Small-Medium(7個入り/パック)
サイズ:2.6インチ
重量:3.3g
推奨ジグフックサイズ : #2~#2/0