2024年にダイワから発売されたトップウォータールアー、「ドラウンドラゴンフライ」。
DROWN→溺れる
DRAGONFLY →トンボ
溺れるトンボです。
その名の通り、トンボを模した超リアルな見た目が特徴のリアルトンボルアーです。


「トンボもバスのベイトになっている。」
確かにそうですね。
小規模野池の水面をのんびり眺めていると、水面によるトンボにカポッっと小バスがじゃれ付くのを見ることがあります。
ただ、そう。小バスなんですよね。
大きいのがトンボにアタックするのは見たことありません。
そこはダイワもわかってのことか、フックサイズも#10番と小ぶり。


オフセットフックの虫系ワームでも掛けれないくらいのサイズに、トレブルフック搭載のトンボでどうぞっていうところでしょうか。
自分のよく行くフィールドも初夏から秋口までトンボはたくさんいるので、ちょっと試しに使ってみました。

実重量2.8g。
フック込みでこのウエイトは、個人的にはだいぶ軽いです。
若干カバーを考えたPE1号程度のやや強めなスピニングだと飛距離の苦しさを感じます。
どうにか10mくらいが実用範囲でしょうか。
この軽さで固形の羽根だったらキャストきかなくなりそうですね。そこはラバーで表現した羽が効いてるところだと思います。


そして、トンボがいるようなところはどうしても枝があるところ、というかウッドカバー周りになるので、オーバーハング下やキワに入れたくなってしまいます。
キャストの上手な人でないとこのウエイトでかつトリプルフックは辛いですね。
試しに1.3gのウエイトを背負わせてみたら一瞬で沈んだのでウエイトアップは無理がありそう。
それでも気を使いながら投げていると、
手元から飛んでいくトンボが飛行して着水するっていう、なんだか紙飛行機を飛ばしているかのような楽しさはありました。

着水後は完全に虫系。
説明書にステイ又はシェイクで誘うとある通り、
このトンボ、まあ特にアクションはしません。
ポップ音とか首フリとかそういうのは無しに、ちょっと揺すって波紋を出すのみ。


それでも運よく元気な小バスは拾えました。

あと、ダントウボウもオニヤンマ食べるんですね…。
何だと思って食べてきてるのかはわかりませんが、それなりに魚を惹きつける力はありそうです。

中空ラバーとか、エラストマー使用のジョイント化とか、各色の凝った塗装とか、だいぶ拘った作りには思えます。
ただ、弱さとカバー周りでの使い勝手の点で自分的には小バスと遊ぶルアーの範疇からは出なさそうです。
クリアウォーターの溶岩帯周り等、オープンウォーター勝負がメインなステージだともっと活躍するのかもしれませんね。
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