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ティムコ「ハリネズミ」使用インプレッション。

野良ネズミがモジャモジャの剛毛系になりました。

「ハリネズミ」という響きはいいですが、冷静に見るとハリネズミって言うには毛のトゲトゲしさはない…って思っちゃいましたね。

モジャモジャネズミ、もしくはモップ。

そんなイメージの方が近いかもしれません。

ハリネズミ

2個入り。
個別パッケージになっています。

Length : 88mm
Weight : 約12g

・ボディはほぼ野良ネズミウルトラ

比べるとほぼほぼ一致します。

野良ネズミはエラストマー素材に塗料を乗せる技術も見どころでしたが、ハリネズミは無塗装です。

そこは素材が柔らかくなっているようなので、オイルブリードが出やすくなって塗料が乗りにくいのかなと。

そもそも塗るにしてもこの形状じゃ塗りにくいですよね。

インプレ

野良ネズミのボディなのでオフセットフックで使えるところは良いところ。

フックサイズは#2/0サイズが合います。

フックセットは、オリジナル野良ネズミと同様に前足の先から刺しだすのがフックポイントがくる位置を考えると良さそう。

とりあえずノーシンカーで浮かせてみると、形状がら特にアクションするようなことはありません。

“オフセットフックでカバーを攻めることを想定した”との通り、やはり沈めて使うのが主ですね。

・テキサス
・ジカリグ
・フリーリグ

あたりがメインリグになりそうです。

高浮力によってテキサスリグで吊るしても水平姿勢にもなりやすいのが売りだと聞いたので、テキサスで扱ってみました。

3/8ozシンカーに少しだけ遊動距離をもたせてストッパーを入れたセッティングです。

操作感は少しモファッとします。

まさしくテキサスリグが活躍する、ゴチャゴチャのブッシュカバーの根元岸際に上からブチ込んでいく釣りです。

掛かったら全力でランディングしにいきます。

吊るして揺らしながらゆっくり落とす釣りでナイスサイズをブッコ抜かせてもらえました。

同様にレギュラーサイズも。

これだけのカバーになるとブチ込めば食う系の釣りなので、特段ルアーパワーを感じるとかはないですが、とりあえず生命体としては認識してくれてるよう。

意外とフックポイントが枝を拾うこともなくスリ抜けも良かったので、快適性はあります。

そしてどう考えても心配だったフッキングも、しっかり掛かってくれました。(とはいえ、ときどきフックポイントがボディに埋まってないかチェックするのは必須です。)

エラストマーワームのカバー撃ち使用の利点は、クワセ能力はもとより、ランディングに苦労するようなガチクソブッシュの枝ぶりとガッシガッシのグッシャグッシャに闘っても壊れないところだと思いました。

ただ、柔らかいスチレン系エラストマーで、野良ネズミのような表面処理もしてないせいか未使用時にはすぐベタベタになります。

そしてモップの毛同士がペタペタくっついてしまいます。

使うときに水に浸けて揉めばOKですが、終始気にはなりました。

耳毛について

一番違和感を感じたのが耳毛です。

ボディの左右に3列ずつ、ニョロニョロが生えているんですが、顔からもおかまいなしに生えてます。

せっかくのネズミの顔が台無しなんですが、特にね、耳。

耳から生えてるのは酷いですね。

頬髯と顎鬚はギリギリ許せますが、耳毛ニョロンはダメです。違和感と嫌悪感がけっこうあります。

デザインとして考えると、人物写真とかだとやってはならないNG構図とかありますが、耳毛はよくNGにならなかったなと。

何にも考えてないというか、とにかくモジャらせた感が強く、キャラとか色々なものを台無しにして、デザインを格安外注に出したかのようなB級っぽさが出てしまう。

「ネズミに毛が生えた」と「毛が生えてれば何でもよかった」の境目を丁度越えた感覚。

個人的な感覚ですが、顔周りに生やすのはいらなかったですね。

そこで、散髪してみました。

リアルハリネズミのトゲトゲは背中側だけっていうのもあったので、顔周りとついでにお腹側のニョロニョロをおもいきって全部カットした、散髪ハリネズミ。

耳毛、頬髭、顎鬚、胸毛、腹毛をムダ毛処理しました。

それでもちゃんと食うし、ちゃんと掛かりました。

これは良いか悪いかはわかりませんが、ネズミらしさが欲しいときにはデザイナーズカットおすすめです。

おわりに

釣果とは関係ない、どうでも良い部分かもしれませんが、耳からニョロンが嫌だったので、あえてボディをネズミにしなくてもいいんじゃないかとも思いました。

フッキングの良いボディデザインを残すにしても、野良ネズミそのままである必要はないですからね。

逆にネズミを残すなら顔周りからは生やさないで欲しかったなというのが個人的な想いです。

ただ絶大なる認知を得た野良ネズミブランドの転用自体は賢い手法で、ネズミにすることで社内外色々なところで話がスムーズに進むでしょうし、そこはヒットルアーを作ったことの特権であり強みだと思います。

細かいことに拘らなければ、カバー撃ちで壊れにくく魚も釣れる良いルアーだと思います。

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