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エバーグリーン「ワイルドハンチ」使用インプレッション。

今年発売20周年を迎えたワイルドハンチ。

ワイルドハンチは、清水盛三氏プロデュースのMoDoブランドから発売されているクランクベイトです。

珠玉混合の激戦区、クランクベイトカテゴリーの中でも輝きを放ち、今や誰もが知る国産クランクを代表する作品になりました。

釣れるクランクベイトとして年数を経ているので世には様々な考察がありますが、個人的に感じることを。

ワイルドハンチ

ワイルドハンチ
全長52mm
重さ9.6g
潜行レンジ1.2~1.6m
フックサイズフロント#7 リア#5

ワイルドハンチは、固定重心サイレント仕様のクランクベイトです。

他にワイルドハンチSR、ラトリンワイルドハンチ、ワイルドハンチエイトフッターがシリーズにあります。

メーカー製品ページはこちら。

推奨タックル

[ロッド]ML~M 6ft~7ftベイトロッド
[ライン]フロロカーボン8~14Lb or ナイロン10〜20Lb

インプレ

ワイルドハンチは、爆発的な流行とか流行りはなかった気がするんですよね 。

清水盛三氏の活躍によってときおり話題には上がるものの、どちらかというと知らず知らずのうちにじわじわと浸透してきて、気がついたら国産クランクベイトの代表格になっていた、そんなイメージです。

52mm9.6gのサイズ感は日本のクランクベイトとしてド真ん中な設計で、一般的なMLクラスの巻き物タックルで扱いやすくキャストに不便は感じません。

良いと感じるところは、

・万能的なサイズ感
・潜行角緩めでどこでも使いやすい
・カラー豊富
・根掛かりしにくい
・量販店で入手しやすい

そして何かに突き抜けたりクセのあるアクションではないので出しどころが広い。

一方で純正フックのサイズ設定が、フロント#7リア#5となっており、交換時に横アイ用フックで特に#7を用意するのは容易ではありません。

フック交換に困ったら前後共に#6で合わせても大丈夫です。

始めて目にしたときの印象は、変なクランクベイトでした。

変な設計。

3Dハイパーリップデザイン

水を掴みながらも上手く逃がすSDハイパーリップデザインと、今やMODOお得意の逆三角形ボディは、当時初見したときは無理やり個性を出したかのような印象もありました。

フックサイズの特殊さもあってなかなか使い込むに至らなかったんですよね。

そんな理由で進んで投げるルアーではなかったんですが、長い年月の中で、気まぐれに投げてみることも多くなってくるとじわじわと良さがわかってきた感じです。

釣果

ワイルドハンチ #28ブルーバックチャート

釣れることにおいては、理屈や数字ではなく盛三氏の指先の感覚をもとにして突き詰められています。

もちろん状況によりますが、不思議と魚を引きつける力のあるルアーっていうのは確かにあると思います。

そのアドバンストな釣力を追い求めるのにアメリカのバスプロだったりは言葉にできない感覚 で詰めていくとはよく聞くところ。 

その一端に盛三氏の指先の感覚があるのだとしたら、その感覚は信頼に足るものだと思います。

特徴

潜行深度の割にロングリップで、フロントフックを守りながら水平よりのスイム姿勢で泳いできます。

1.5m程の潜行レンジと緩めの潜行角度は、出しどころは多いです。

中層を巻くにしてもシャローレイクだとボトムを掠めることが常に意識にあるので、ロングリップは安心感があります。

また、小型のフロントフックとの相乗効果によってボトムの根掛かりをだいぶ避けているので、色々なものが沈んでいる霞では安心感はあります。

引っ掛かるときは引っ掛かりますけどね。

神経を使わずに投げて巻いてのリズムを崩さずに続けられる安定感は良いと感じます。

使用感

ワイルドハンチ #362コールドシャッド

使うラインやリトリーブスピードに左右されない安定感があり、ハードボトムや流れのある川での安定性は感じます。

ウッドカバーも緩やかに躱します。

弱いと言われるアクションも、とはいえしっかりとクランクベイトの範疇です。

所謂クランキンシャッドとか、そういうレベルにまでは弱くは感じません。クランクベイトとしてのウォブルメインな適切なアピールはしっかりあります。

出しどころの広さも相まって、特に狙いがなくボケーっと流してるときに釣果を重ねてくれました。

ボケーっと流すくらいですから、減水とか時間帯が原因で、ある程度のやる気はあるけれどドシャローにまで差しきれない程度のバスの状況を想定して、ショアライン手前のレンジを広く巻いていくようなシチュエーションに登場することが多いです。

使用感は人やタックルによるところも大きいですが、自分にとっては引き感もアクションも底当たり感もマイルドで、だからこそ神経を使わずに投げ続けられるっていうのはあります。

ワイルドハンチ #81ブリーディングブラウンクロー

ちなみに一番好きなカラーはブルーバックチャートで、霞だからっていうのもありますが魔力を感じるのはクロー系(ブリーディングブラウンクロー、ブリーディングレッドクロー)です。

バランス

特徴でもあるリップ付け根のジャンプ台、四角い盛り上がりがどれほどの効果を発揮しているのか気になって、一度キレイに削ってみたことがあります。

結果、素人感覚だとややロールと巻き感が強くなった程度で、大きな変化とまでは感られませんでした。

特徴的なリップ形状に目がいきがちですが、全体的な設計のバランスが良いってことなんだろうと感じます。

長く作られることの大切さ

ワイルドハンチ #28ブルーバックチャート

今年でワイルドハンチ20周年。

玉石混合のクランクベイト界隈において、長く作られるっていうことの大事さを感じたルアーでもあります。

個人的には、クランクベイトの良し悪しってすごく判断しにくいと思うんです。

もちろん何が良いかは状況や使い方でも変わるので、常に優れたクランクベイトっていうのはないんですよね。

使い込むにも、釣果に裏打ちされた自信につながるまでも時間がかかります。

釣れるから売れて、だから長く作られるっていう理屈もよく言われますが 、

クランクベイトって品数が膨大だからこそ良いものなんであれば長く作らないとなかなかその良さが理解されないんではないでしょうか。

だから作り続けることと、定期的なプロモーションを続けることも名作になるために必要だと思うんです。

その点、長命な製品の多いエバーグリーン製は安心感があります。

入手難易度や再購入可能な安心感も大切です。

おわりに

個人的にワイルドハンチは出しどころの広さと安定感が魅力のクランクベイトです。

やっぱりクランクベイトは信じて巻くことが一番。

何が信じられるかは人それぞれ違いますが、ワイルドハンチは信頼に足る十分な実績を重ねてきたルアーです。

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