昨年は釣り禁の池で撮影された動画が問題になったこともありましたね。
野池は雰囲気も良いですし、各々が気をつけて問題なく釣りを楽しむのは別に良いことだと思うんです。
とはいえマナーとかモラルとか、近隣住民とのトラブルが無いようにとか、釣具店、釣り雑誌がいくらそれを訴えても、結果この30年釣り禁は増え続けてきました。
念のため言うと、ここでは野池の釣りがダメだなんていうことを言いたいわけじゃないんです。ただ野池はその性質上、どうしてもトラブルを生みやすい側面はありますよね。
野池は、バス釣り関連の解説書や動画、雑誌などで一般的な釣り場として紹介されます。
今まだ温かく見守ってくれている釣り場を残す意味で、野池を当たり前の釣り場のようにメディアで紹介するのは控えた方が良いかなと思うところがあります。

野中にある池の総称のように野池という言葉が使われますが、日本ではそのほとんどが農業用貯水池にあたると思います。
うちの周りに限ってはそうです。
池の多くは所有者ないし管理者がいて、もちろん公に釣りが認められている池もあるので一概に言うことはできませんが、
グレーゾーンの中で許されてる状況が多いと思うんです。
グレーゾーンっていうのは、釣り禁止の看板は立ててないけど、かといって釣りして良いとも言ってない中で、厳密には関係者以外立ち入り禁止だけれど、来る釣り人が問題を起こさなければ黙って見守りましょうかっていうラインですね。
「野池」という言葉があたかも自由でフリーなイメージが付いてきてしまいますが、そこに注意が必要です。

うちの近隣は、わりと池の多い地域なので野池巡りなどのターゲットにされることもあって、休日には県外ナンバーが止まっていることも多く見かけます。
これらの池はほとんどが灌漑用貯水池です。
今は多くに釣り禁止の看板が立っていたり、釣り人がこないようにフェンスを立てて施錠しているところも増えました。
どこも元々は釣りができた池なので、問題がなければ未だに温かく見守ってくれていた貴重な釣り場だと思うんです。

私自身も今現在は土地改良区の役員として、水路と貯水池を2つほど管理する立場にあります。
この2つに関しては釣り禁止などの指定はしていません。
かといって釣り可なわけでもありません。
でも釣り人はきます。
それに対してなにも言いませんし心の中ではグレーゾーンのまま今後も残してあげたいと思っています。
自分自身が釣り人だからとか、一人で決めれることでもありませんけど、
うちの土地改良区は、他の役員さんたちもわりと釣り人に理解があったり、根本やさしい人が多いので、問題が起きなければいいんじゃないかって大らかな目で見守ってくれる人達だったんですね。

様々意見はあるかもしれないですが、近所の小中学生の遊び場としてや、遠くにいけない高齢者の憩いの場として残していければと思っています。
自分も年齢を重ねて移動できなくなったらお世話になるかもしれません。
ところがいちばん問題を起こす可能性があるのが、当たり前の釣り場のように大きな車でガーっときてウェーイとする年代の方々なんですね。
いい人も多いんだけどね。来る人が多くなると、どうしたって自己中心的な行動をとる人も混じっちゃう。
ゴミがどうこうや揉め事ももちろんですが、周辺は狭い道も多いですから。
繁忙期や時間がないときに作業が止まることや、機械の移動の邪魔になることが一番耕作者はキレます。
人がこないように釣り禁止にしたほうが良いって声が上がったら止められません。
なので金銭的にも余裕があって機動力のある方には距離があっても堂々と遊べるビッグフィールドに行ってもらって、移動力のない地域の少年、高齢者のために地域の池は残すのがベストかなと思うところです。
釣り禁の増加は今までも十分に言われていることですが、野池や水路などの小規模フィールドは少し表舞台に出るのを控えるべきかなと。
メディアで紹介されればどうしたって人が増えるのはしょうがないので。
ひっそりと存続してるくらいがちょうど良い釣り場じゃないでしょうか。

ちなみに水路といえば、昨年は排水路が板で堰き止められていて水路清掃の作業が止まる事態がおきました。何かと思ったらタナゴ釣りの方でした。
放水したときにタナゴが流されるからって理由で身勝手に感じましたけど、そこまでしなければ無断侵入して釣りしてても何も言わないのにと思いながら、問答無用で撤去しました。
釣り人の立場でもあり、管理する側の立場でもあると非常複雑な心境にもなりながら現場で過ごしています。
自分がそうだからではないのですが、小規模フィールドの多くはそんな危うい状態の中で今まだ釣り人を受け入れてくれているという状況にあるということはみんなが頭に入れておいた方がいいと思います。
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