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ノリーズ「ショット オメガビッグ62」使用インプレッション。

ショット オメガビッグ62は、ショットオメガシリーズの最大サイズとして2012年に発売されました。

オメガシリーズは、

・ショットオメガ45
・ショットオメガ53
・ショットオメガビッグ62

とラインナップされていました。

現在はオメガビッグ62のみの存在になっています。

最大サイズが生き残っているんですね。

ショットオメガビッグ62

Length62mm
Weight15.0g
Depth0.8m / 12lb

【フックサイズ】
フロントフック#5
リアフック  #4
スプリットリングは全て#3

オメガシリーズは、ロングビルでありながら潜行深度を抑えた“ロングビルシャロー”がコンセプト。

特徴的な形状の「オメガビル」によって障害物をかわす回避性能が売りです。

ボディー素材には、カラーによってボーンホワイト系ABSとクリア系ABSが使い分けられており、それぞれでサウンドに変化が生まれます。

メーカー製品ページはこちら。

インプレッション

いかにもクランクベイトなまん丸ファットボディにクリクリのお目目。

良いデザインじゃないですか。

近頃は、風波で水面がわりとジャブジャブしてしまって、水面に出しきれないとき。

そこでワーム投げたら存在感がなさすぎるような状況で、バスにスイッチを入れる強さを維持して水面下で誘うのに活躍します。

水面直下~中層で使うのがちょうどいい扱い方だと感じます。

・アクション 使用感など

一般的なファット系クランクベイト形状で、ボディの中間を支点にしたブリブリ系ウォブロール+ワンノッカーサウンド。

なので、ゆっくり引いてもアピール力はかなり高く感じます。

でも、引き感は軽め。

浮き上がりは、このボディで15gのウエイトですから、高浮力な普通のカバー用クランクベイトと比べると、ゆっくり浮きます。

リーリングを止めて障害物を躱すには十分かつ、追わせて食わせる間を作るのにも適度です。

バスのいるところに送り届けるというよりも、

バスより上のレンジを引いて、「存在感でスイッチを入れて食い上げさせる」、いわゆる魚を引っぱるっていう使い方がぴったりです。

特に上を意識している魚に対して、適度な存在感を感じます。

45mm、53mmはサイズ感的に魚がいるところに送り届けて食わす使い方になってしまっていたと思うんですよね。

比べると回避性能は劣るけれども62mmが生き残ってきたのは、下から魚を引っ張り上げるパワーにあるんじゃないでしょうか。

見た感じショット オーバー2と同じボディが使われているようです。

なのでオメガビッグは、イメージ的にはショットオーバー1っていう感覚があります。

・潜行レンジ

緩やかな潜行角と弱めの浮力のおかげか、シャローレンジでの扱いやすさを感じます。

ピッチングやショートキャストでカバー周りを引く分には、水面下40cm~60cmぐらいのレンジで誘いやすい。

意図してコントロールしやすいって大事ですよね。

1m以浅で使うなら14lb以上のラインでロッドワークを組み合わせたほうが扱いやすくなります。

実際12lbラインで遠投して巻くと1.2m程度の底は叩いてしまいます。

・回避能力

とにかく回避に優れると言われるこのオメガリップ。

ラウンド形状も相まってウッドカバーはスルリと舐めるように躱します。

とはいえ驚異的にとまでは感じなくてですね…。

割と普通のクランクベイトの範囲なんじゃないかなと感じます。

ウィード等のソフトベジテーション系はどうかわからないですけど、流木倒木等のウッドカバー系はそうですね。

使ってる感じ、高浮力・高回避系クランクベイトと比べると一歩及ばない気はします。

ただ、着水点とリトリーブコースを抑えとけばたいていのクランクベイトなら抜けてきます。

カバークランキングはルアーの性能よりも、キャストアキュラシーとコース取りの技量でやるもの。

そういう意味で個人的には十分なキャストアキュラシーの出せる15gというウエイトこそが障害物回避の根幹になっています。

風が出て波立っても、強めのタックルでミスなく狙ったラインを通せるのは使っていて気持ちのいいものです。

横に突き出た角をなかったものとして考えると、細身のベロリップ。

ミノーにありそうなリップ形状にも見えますが…。

この僅かな突起にどれだけの効果があるのかという点については未知数です。

また、やや長めには感じますがロングビルまではいかないなってくらいの印象で、HPにもあるようにここはまさしくミッドビルですね。

・ラトルサウンド

タングステンウエイトによるコトコトワンノッカーサウンドです。

自分が手にしたときは既にタングステンウエイトモデルになってました。

下の新商品紹介動画では「スチールウエイトによって音が控えめになっている」と紹介されていたので、どうやら途中で変わった様子。

個人的にはオメガビッグを使うときは存在を主張したいとき。

なので、タングステンウエイトのはっきりしたラトル音のほうが好みです。

・関連動画

おわりに

35~45ぐらいのサイズのバスにとって補食対象になるサイズ感に収まりながら、

頭上を通るとイライラさせて攻撃対象にもなってしまう存在感と煩さのミックスこそがオメガビッグだと思います。

やや強気で丁度良いバランスが使いやすさに繋がってるんじゃないでしょうか。

よく飛びよく泳ぎよく釣れる、信頼して使えるクランクベイトの一つです。

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