ガーミンGT20-TM(4pin)の振動子をエレキヘッド装着で使ってたんですが、
ときどき振動子からの信号が消えるような症状が出始めたんです。
ヘッドを回したときに、特定の絶妙な角度でのみ信号が消えるので、振動子ケーブルのダメージが原因だなと怪しみました。
実際、近頃ドシャローや石積み周りを攻めすぎてて、ヘッド周りの配線がダメージを受けてそうな自覚もありましたし、エレキの上げ下げのときにマウントで配線を挟んでしまったりしていたので、
怪しい箇所だらけだったんですね。
振動子を買いなおす前に、せっかくなので直してみようかなと。
ケーブルの断線修理に挑んだお話です。
素人考えでやっているので、注意の上、自己責任で参考にしてください。
修理
はじめに、テスターを端子に当てて通電確認をしながら、ケーブルをクネクネして断線箇所を探ります。
思った通り、怪しい箇所がいくつもあります。
一箇所をモミモミするとどうしても近くも動いてしまうので、原因箇所の特定がかなり難しい。
僅かな刺激で通電したりしなかったり。
断線具合が絶妙すぎるんでしょう。
結局、思い切って怪しいところ全部、1m程度ケーブルを詰めることにしました。
被覆を剥くと、中身は、赤・黒・白・裸・紐2本が入っています。
赤黒が電源、白と裸のどちらかが信号と水温計の配線の様子。
紐は引っぱり強度を出すためのモノでしょう。
邪魔なので紐は切ってしまって、
肝心な4本の被覆をそれぞれ剥いて、つなぎ合わせます。
配線同士を噛み合わせながらハンダ付けし、絶縁のため収縮チューブを噛ませました。
いちおう周囲をシリコーンシーラントで覆って防水を強固に。
さらに防水性と引っぱり強度を維持するために、収縮チューブを長めにかつ二重に被せてしっかり収縮させて被膜してみました。
テスターで確認したところ通電も問題なさそうで、とりあえず復活。
実際の使用も今のところ以前と変わった様子はありません。
水温計の表示について
さて、問題は水温計。
振動子の配線を詰めると、抵抗値が変わるため水温計が正常値を指さなくなるという話を目にしていました。
実際に現場で、知人の魚探の表示温度と比べても0.4℃低い程度。
個人的には誤差の範囲で、元々あった誤差なのか、水温センサのダメージが原因なのか、配線を詰めた影響なのか判断しかねました。
そもそも、元々どのくらいの誤差が見込まれてるセンサーなのかがわかりません…。
気になって色々調べたところ、電気式の水温計の場合、もちろん測温抵抗体そのものの延長には注意が必要なようです。
しかしケーブルにあたっては、温度センサーのケーブルを1mから50mまで延長しながら比較しても表示が変わらなかった例もありました。(こちら)
なので1m程度詰める分には、上手に接続すれば気にしなくて良いんじゃないかなって結論です。
もちろん厳密に言えば良いことではないのでしょうけど、
釣りの現場で使う分には不自由なく使える程度には修理できました。
これでしばらくは大丈夫そうです。
おわりに
以上、振動子ケーブルの断線はとりあえず配線詰めてみたらわりとイケたよって話でした。
専門的な知識なくやっていることはご了承ください。
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