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一誠「G.C.ザリバイブ」使用インプレッション。眺めても使っても楽しい個性派バイブレーションプラグ。

せいれーつ。

まえへ、ならえ!

ピッ!

危ない沼にハマりそうになりました。

ザリバイブです。

ふと見出したら…もうね、やられました。

設計といい造形といい。

私、ルアーは使ってなんぼなタイプなんですが、それでも飾る用が欲しくなってしまいました。

G.C.ザリバイブ

ザリバイブ67パッケージ画像

一誠から発売されているシミーフォールと強い引き感を重要視して作られたザリガニシェイプのバイブレーションプラグです。

エバーグリーンのブザービーターを琵琶湖で使っていた村上晴彦氏が、これをザリガニの形で作りたいと思ったところから始まったそう。

出典:一誠

G.C.ザリバイブ84
G.C.ザリバイブ67
G.C.ザリバイブJr.57
G.C.マイクロザリバイブ40

の4サイズ展開。

メーカー製品ページはこちら。

サイズと重さ・フックサイズ

全長重さフックサイズスプリットリング
G.C.ザリバイブ 8484mm40g【前】#2 【後】#4#3
G.C.ザリバイブ Jr.5757mm14g【前】#6 【後】#8#2
G.C.ザリバイブ 6767mm20g【前】#5 【後】#6#2
G.C.マイクロザリバイブ 4040mm7g【前】#12 【後】#14#1

オリジナル67とJr.57サイズには、ズルビキモデルもありました。

インプレ

デザインと機能

ザリバイブ67製品画像

パッと見のこの造形。

シャッドライクなボディにザリカラーが塗装されるバイブレーションプラグっていうのはあっても、ザリガニの形をそのままに落とし込んだっていうのは珍しいんじゃないでしょうか。

自分だったら普通のシェイプにしてシャッド系もクロー系も好きなカラーを吹けるようにしてしまうと思います。

でもそうしない。

そこにパワー系の引き感と、シミーフォールっていうキャラクターをつけて個性が確立されてます。

カラー

またカラーも良いカラーばっかりで。

中でも外骨格の隙間とか足部の窪みまでちゃんと黒い陰影が出てるカラーが好きです。

だから肝心のグリーンクレイフィッシュカラーが、HPのカラーチャートだと陰影しっかりついているのに、実物だと黒線が薄いのが残念でした。

自分で墨入れしようかと考えたほど…。

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インプレ

各種使った結果、個人的に好きなのはオリジナルの67サイズです。

このくらいのサイズの方が造形がよく見えるっていうのもありますし、

元々バイブレーションプラグは70mmサイズをよく使っていたので違和感がありません。

左:TDバイブレーション107S 右:ザリバイブ67

メジャーなバイブレーションプラグとして、TDバイブ107S(74mm 18g)と比べるとやや短い全長にかかわらず存在感は桁違いで、水を受ける厚みもより太くなっています。

ザリバイブは、目を別作りにしてまで造形にこだわっています。

釣るための機能で考えたら、ただの無駄なコストアップになる。

そこまでして、人間からの見た目を大事にしてるザリバイブは、むしろ飾るために使うのが正しいのではないか。

なんて、そう思えてしまうくらいインテリアとしても優秀なルアーだと思います。

マイクロザリバイブのパッケージにはちゃんとCOLLECTIONって書いてありますしね。

このインテリアにもなる造形美がこれだけ長く売れ続けている原因の一つであることは間違いないと思います。

飾るのは楽しみのひとつで、もちろん実釣性能はちゃんと作り込まれてます。

バイブレーションプラグとして見るんであれば、けっこう強めで引き感もしっかりしています。

やや高温気味なシャラシャラ系のラトルがよく響きます。

ラインテンションを抜いてフォールさせると、チャッチャッチャッとラトル音をさせながらシミーフォールしていくのがよくわかります。

リフト時とフォール時で変わる音色も効いてるかもしれません。

ザリバイブ ズルビキ

ザリバイブ ズルビキ 67

シミーフォールはしないかわりに、ボトムで立ちやすくスローに引いても根掛かりを躱しながらしっかりアクションするのがズルビキモデル。

目がパールホワイトでフロントダブルフックのリアにフェザーフック。ウエイトバランスも違います。

残念ながら既にカタログ落ちですが、

個人的には、使用感として一番しっくりくるのはズルビキモデルです。

硬い底質のフラットやブレイク周りでボトムに当てながら引く使い方が多くなるので。

もちろんどちらのモデルに関わらずボトムに当てて引くのはできます。

が、ズルビキモデルの方がボトムタッチ感は圧倒的に良く感じます。

これはボディ内のウエイトバランスが、所謂ふつうのバイブレーションプラグに近いウエイトバランスになっているというのが大きく影響しています。

とはいえ強い引き感故に、TDバイブレーションの107SであるとかジャッカルTN70と比較してしまうと、ボトムを釣るにはこれらのほうがよりシャープな操作性とボトム感度には優れているとも感じます。

でも機能として優れていればいいって訳じゃないのがルアーの持つ道具以上の何かの部分。

使いたくなる雰囲気やカラーがザリバイブにはありますね。

釣りは遊びなんだよっていうメッセージが詰まっている気がします。

好みもありますけどね。

純正のフロントフックは、根掛かり回避を重視してかサイズが小さく感じるので、

フロント→リューギピアスダブル#4
リア→トレブルマジック フェザー#6

に変えてます。

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関連動画

おわりに

久しく感じていなかったルアーから感じるワクワク感。心惹き付けられるカラーリングの数々でした。

一般的にはバイブレーションプラグって飛びと効率っていう武器がある一方で、ルアーロストを連想させるので敬遠されがちなジャンルとも言えます。

そんな中で長年これだけ人気を博してるって言うのはすごいことだと思います。

isseiルアーの中でも飛び抜けた独創性を感じます。

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